Connaissez-vous Rumiko Takahashi ? Si son nom ne vous dit rien, vous vous souvenez certainement de "Juliette je t’aime" ou "Ranma ½"…
France Culture (文化に特化したラジオ局)の放送の説明文からです。
タイトルは、” Qui est Rumiko Takahashi, la mangaka la plus lue au monde ? ” 。
→ Qui est Rumiko Takahashi, la mangaka la plus lue au monde ?
◆ おおまかな発音を確認しておきましょう。
Qui est Rumiko Takahashi,
キエリュミコ タカアシ
la mangaka la plus lue au monde ?
ラマンガカ ラプリュリュ オモンド
Connaissez-vous Rumiko Takahashi ?
コネセヴ リュミコ タカアシ
Si son nom ne vous dit rien,
スィソンノン ヌヴディリャン
vous vous souvenez certainement
ヴヴスヴネヴ セルテネマン
de "Juliette je t’aime" ou "Ranma ½"…
ドゥジュリエット ジュテム ウ ランマ アンドゥミ
◆ いみ
01a) Qui est Rumiko Takahashi,
・髙橋留美子とはだれか
01b) Qui est Rumiko Takahashi, la mangaka la plus lue au monde ?
・世界で一番読まれている漫画家、高橋留美子とはだれか。
la mangaka la plus lue の lue は動詞 lire(読む)の過去分詞(読まれた・読まれている)。
la plus lue は比較の最上級。「一番読まれている」。直前の名詞 la mangaka を修飾しているので lu は女性形になっています(lue)。
02) Connaissez-vous Rumiko Takahashi ?
・高橋留美子を知ってますか。
もちろん高橋留美子は漫画家の高橋留美子さんのことです。
03a) Si son nom ne vous dit rien,
・もし彼女の名前に覚えがなくても
直訳すると「もし彼女の名前があなたに何も言わなくても」。
ですが、ここでの dire は「思い出させる」「覚えがある」といった意味になります。
たとえば、
Cela ne me dit rien.
は、「それを聞いても何も思い出さない」「それには覚えがない」という感じです。
03b) vous vous souvenez certainement
あなたはきっと覚えている
se souvenir de ... で「~を覚えている・思い出す」(再帰動詞)。
souvenir の活用は venir と同じなので、直説法現在形は、
je me souviens (ジュ ム スヴィェン)
tu te souviens (テュ トゥ スヴィェン)
il se souvient (イル ス スヴィェン)
nous nous souvenons (ヌ ヌ スヴノン)
vous vous souvenez (ヴ ヴ スヴネ)
ils se souviennent (イル ス スヴィェンヌ)
となります。(ils [3人称複数]のときに n が重なるのを注意。)
certainement は「確かに, きっと」。
03c) vous vous souvenez certainement de "Juliette je t’aime" ou "Ranma ½"…
・あなたはきっと「めぞん一刻」や「らんま1/2」のことを覚えていることでしょう。
"Juliette je t’aime" ってなんだろう...、と思ってググったら「めぞん一刻」のことでした。
きっと、主人公の一人、大家さんの音無響子(おとなしきょうこ)さんの名前が「ジュリエット」になっているのでしょう。(推測です。)
"Ranma ½" (らんま1/2[にぶんのいち])はフランス語では Ranma Un Demi (ランマアンドゥミ)と読むようです。
◆ まとめ
Connaissez-vous Rumiko Takahashi ? Si son nom ne vous dit rien, vous vous souvenez certainement de "Juliette je t’aime" ou "Ranma ½"…
高橋留美子を知ってますか。名前では何も思い出せなくても、きっと「めぞん一刻」や「らんま1/2」のことは覚えているはず...。
※ 私の学生時代の同級生が就職して、地元に帰って住んだアパートの名前が「めぞん一刻」で、大家さんは未亡人でした。 ほんとの話です...。
(ここまで)