グローバルメニュー

2015-02-28

上級仏単語: ravisseur

今日の上級フランス単語、ravisseur (ラヴィスゥール) とは、「誘拐者、誘拐犯」 のことです。

数日前から、中東の国イエメンでフランス人女性がラヴィスゥールたちに拉致されています。


動詞は、

    ravir

で、

    奪う、誘拐する

のほかに、

    うっとりさせる、心を奪う

という意味でも使われます。


2015-02-26

上級仏単語: mutation

今日は、

    mutation

です。

2月25日の L'Express のニュースで、

    Lille の複数の大学講師に、複数箇所へのミュタシオンを告げるメールが誤って送られた。

というのがありました。


mutation (発音: ミュタシオン → Forvo ) には、

    変化

の他に、

    配置転換、人事異動

といった意味があります。 (-tion で終わっているので女性名詞。)


また、生物学的な

    突然変異

という意味もあります。


英語で 「ミュータント mutant 」 というと「突然変異体(種)」 のことで、

映画の 「ミュータント・タートルズ」 なんかに使われていますが、

フランス語では、

    mutant

は、

    ミュタン

と発音します。

意味は同じく、

    突然変異体、ミュータント

です。


ミュータント・タートルズ-TMNT- 特別版 [DVD]




2015-02-24

上級仏単語: scrupuleusement

今日の単語は、ちょっと発音しにくい、

    scrupuleusement

です!


発音をちょっと Forovo で聞いてみましょう。

やっぱり発音しにくそうです...。

カタカナで書くと、

    スクリュピュルーズモン

でしょうか。


音節(音のまとまり)ごとに分けて書くと、

    scru - pu - leuse - ment

   スクリュ - ピュ - ルーズ - モン

となるので、一つの音節ごとにしっかり発音してみましょう。


品詞は副詞です。 -ment で終わる単語には副詞が多いです。

単語の意味は、

    綿密に、細心に

です。

最近のニュースだと、アメリカで2月22日に行われたアカデミー賞で、テロ対策のため参加者の履歴(来歴)が事前に スクリュピュルーズモン に調べられた、みたいなフランス語のニュースがありました。


2015-02-21

上級仏単語: séquestrer

今日の上級仏単語は、

    séquestrer

です。


発音は、

    セケストゥレ


意味は、

    閉じ込める; 不法監禁する

です。


プロローグが語っている間に

Pendant que le Prologue parlait, les personnages sont sortis un à un.

劇作家 ジャン・アヌイ (Jean Anouilh / 1910-1987) の 作品 『アンチゴーヌ』 (Antigone / 1942) の一文。

この作品は、古代ギリシャの劇作家のソフォクレスという人が書いた悲劇「アンティゴネー」 が元になっています。


まずは発音をざっくり確認。

Pendant que le Prologue parlait,
パンダン ク ル プロローグ パルレ

les personnages sont sortis un à un.
レ ペルソナージュ ソン ソルティ アンナアン



文頭にある pendant que ですが、この後ろには主語と述語動詞からなる文(節)が続き、「~する間(に)」 といった意味になります。

では、pendant que の後ろの主語と述語動詞を探しに行きましょう。

すぐに見つかります。

主語は le Prologue で、述語動詞は parlait です。

ですので、

Pendant que le Prologue parlait,

で、

プロローグが話している(話していた)間に

となります。


le Prologue というのは人の名前としてはちょっと変な感じがしますが、一応この劇の登場人物です。

parlait は parler の直説法半過去です。



では、「プロローグが語っている間に」何が起こったのか。

les personnages sont sortis un à un

personnage は男性名詞で、「人物」という意味のほか、「登場人物」という意味もあります。

この文の前後の文脈がわからないので判断しづらいですが、ここでは劇中でプロローグという人がしゃべっていて、その間に他の登場人物たちが何かするという感じになります。



他の登場人物たちが何をするのか(あるいはしたのか)というと、 sont sortis とあるので「出ていった」ということになります。

sont sortis は sortir の複合過去形です。 sortir は partir や entrer などと同じく、複合過去形作るときは助動詞に avoir ではなく être を使うのでした。

そして être を使う複合過去形は、動詞の過去分詞が主語に性数一致するのでした。

今回の文では主語は les personnages で男性名詞の複数形です。

そこで sortir の過去分詞 sorti の語末に s が付いています。

ここまでをまとめると、

les personnages sont sortis

で、

登場人物たちは出ていった

となります。



最後の

un à un

ですが、これは形がヘンなので(面白いので)熟語の可能性があると予想して辞書を引きましょう。

すると、

一つずつ、一人ずつ

といった意味が見つかります。

※ 女性形は une à une となります。


そうすると全体では、

Pendant que le Prologue parlait, les personnages sont sortis un à un.

プロローグが語っている間に、登場人物たちは一人またひとりと出て行った。

という感じでしょう。


【練習】

次の日本語をフランス語に訳せ。

プロローグが語っている間に、登場人物たちは一人またひとりと出て行った。



2015-02-18

上級仏単語: en catimini


今日の上級仏単語は、

    en catimini

    アン カティミニ

です。

意味は、

    こっそりと, ひそかに, 隠れて

となります。


上級仏単語: revendiquer

今日のフランス語の単語は、

    revendiquer

です。

発音: ルヴァンディケ

    → Forvoで発音を確認


revendiquer は動詞です。

意味は、

    ~を(権利として)要求する

などですが、

    (~の事件の)犯行声明を出す

という意味でも使われます。


最近もテロが多いですが、「なになにのテロでなになに組織が犯行声明を出した」 などで使われています。


2015-02-17

上級仏単語: fusillade

上級仏単語です。


今日の上級仏単語: fusillade

発音: フュズィヤード

品詞: 女性名詞


意味: 一斉射撃、銃撃(戦)


コペンハーゲンで開かれていた言論の自由をめぐる集会が銃撃を受けましたが、そのことを紹介する記事で フュズィヤード という言葉が使われています。


2015-02-16

上級仏単語: diocèse

* 上級仏単語


今日の単語:  diocèse


発音: ディオセーズ  → Forvo


品詞: 男性名詞


意味: [カトリックの] 司教区


2015-02-14

上級仏単語: chavirer

アフリカのリビアから小船に載ってイタリアに向かっていた移民労働者たちの船が転覆して多くの死者が出たというニュースがありました。


そのニュースの中でも使われていた、船が 「転覆する」 ことを、

    chavirer

    シャヴィレ

といいます。


2015-02-12

太陽が空に登る速さに

(フランス語中級)

J'étais surpris de la rapidité avec laquelle le soleil montait dans le ciel.
Albert Camus, "L'Étranger"

アルベール・カミュの 『異邦人』 からです。


発音:

J'étais surpris

ジェテ シュルプリ

de la rapidité

ドゥ ラ ラピディテ

avec laquelle

アヴェク ラッケル

le soleil montait

ル ソレイユ モンテ

dans le ciel

ダン ル シィエル


では、文の先頭から見て行きましょう。

    J'étais

    私は ... (な状態)だった

続けて、

    J'étais surpris
    私は驚かされていた

    → 私は驚いていた

surpris は動詞 surprendre の過去分詞形。

surprendre は「を驚かす」「を突然襲う」という意味で、

    être surpris de quelque chose
で、

    何かに驚く

となります。

今回は、何に驚いているのか。

    J'étais surpris de la rapidité

    私は速さに驚いていた

rapidité に驚いています。

rapidité は「速さ、速度」 という意味です。

定冠詞 la が付いているので女性名詞。

rapidité の形容詞形は rapide(ラピッド)で、「速い」という意味。

    ※ 英語では rapid (ラピッド) と最後の -e がありません。


さらに関係代名詞節が続きます。

    J'étais surpris de la rapidité avec laquelle

laquelle は関係代名詞 lequel の女性形単数です。


関係代名詞というやつは、その関係代名詞より前(左)にある言葉(名詞)の「代わり」を務めます。

なので関係代名詞は 「代名詞」 なのです。

いまの場合は、laquelle は単数の女性形なので、laquelle より前(左)にある 〈単数女性形〉 の名詞を探します。

    ※ 男性単数 lequel、女性単数 laquelle、男性複数 lesquels、女性複数 lesquelles です。

すると、 laquelle より前(左)にある単数女性形の名詞は、
    la rapidité

しかないので、 la rapidité が laquelle の「先行詞」だと言っていいでしょう。


関係代名詞 lequel/laquelle の用法の一つは前置詞といっしょに使われる(前置詞の目的語になる)ことです。

今回は前置詞 avec といっしょに使われて avec laquelle となっています。

そして、関係代名詞の用法のもう一つは、関係代名詞の後に続く文(関係代名詞節)の一部となるという点です。

ここで laquelle の後にある部分をみておきましょう。

    le soleil montait dans le ciel

    太陽が / 登っていった / 空に

montait は動詞 monter の直説法半過去形です。

avec laquelle はこの le soleil montait dans le ciel とどのようにつながるのでしょうか。

avec laquelle の laquelle は la rapidité のことでしたので、

    avec laquelle le soleil montait dans le ciel

は、

    avec la rapidité le soleil montait dans le ciel

となり、わかりやすいように avec 以下を文の後に持っていくと、

    le soleil montait dans le ciel avec la rapidité

    太陽は登っていった / 空に / その速度で

    → 太陽はその速度で空に登っていった

となります。

そして、この太陽の登っていったその速度に「私は驚いていた」ということになります。

    J'étais surpris de la rapidité avec laquelle le soleil montait dans le ciel.

    私はその速度に驚いていた
               ↑
    その速度で太陽は空に登っていった


全体の意味は、

    私は太陽が空に登っていく速さに驚いていた。

という感じになります。

2015-02-09

上級仏単語: représailles

今日も上級、フランス語単語。

昨日に続いて、「ヨルダンによるルプレザーユ」 という表現に出てきた、

    représailles

という語です。

女性名詞。


最後に s がついていますが、いつも複数形で使います。


意味は、

    報復、仕返し、復讐

です。


「ヨルダンによるルプレザーユ」 はつまり、ヨルダンがイスラム国に報復攻撃をし始めたという記事の見出しでした。



上級仏単語: riposter

きょうは、 

riposter 

リポステ

です。

意味は、

反撃する 

です。

数日前に、「ヨルダンがパイロットの殺害に対して リポステ した」 というような内容の記事がありました。


2015-02-02

彼が私たちのところにやって来たのは 02

Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189... Je continue à dire "chez nous", bien que la maison ne nous appartienne plus.


アラン=フルニエ(Alain-Fournier)の『モーヌの大将』(Le grand Meaulnes)の冒頭続きです。

  → 一回目 (2015.2.1)


Le grand Meaulnes 表紙
Le grand Meaulnes 表紙 (Wikipediaより


今日は二文目の、

    Je continue à dire "chez nous", bien que la maison ne nous appartienne plus.

の前半を見てみます。


発音:

    Je continue à dire "chez nous"

    ジュ コンティニュ ア ディール シェ ヌ


解釈:

continue は 動詞 continuer で、意味は「続ける」です。

je continue という活用なので、直説法現在形です。


continuer は「 continuer à 不定詞 」で、「~し続ける」という表現になります。

なので、

    Je continue à dire

までで、

    私は言い続ける

ということになります。


で、何を(何と)言い続けるのかというと。

    Je continue à dire "chez nous"

    私は「私たちの家に」と言い続ける

となっています。


最初から見ておくと、

    Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189...
    Je continue à dire "chez nous", ...

    彼が私たちのところにやって来たのは、189x年11月の或る日曜のことだった。
    私は「私たちの家」という言い方をし続けようと思う...

となります。


2015-02-01

上級仏単語: indemnisation

今日の上級フランス語単語は、

    indemnisation

です。


発音は、

    アンデムニザシォン

です。

フランス人の発音を、いつもの Forvo で聞いてみてください。


最後が -tion で終わっているので女性名詞です。


意味は、

    賠償、補償

です。


動詞は、

    indémniser

アンデムニゼ

で、

賠償する、補償する、弁償する

となります。


彼が私たちのところにやって来たのは 01

Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189...

( Alain-Fournier, "Le grand Meaulnes" )


Le grand Meaulnes 表紙
Le grand Meaulnes 表紙 (Wikipediaより


アラン=フルニエ (1886‐1914) というフランスの小説家の作品 Le grand Meaulnes(1913)の冒頭の文です。

Meaulnes は「モーヌ」と読みます。

日本語では 『モーヌの大将』 というタイトルで翻訳が出ています。


では、おおまかな発音を確認しましょう。

    Il arriva chez nous

    イラリヴァ シェヌゥ

    un dimanche

    アン ディモンシュ

    de novembre 189...

    ドゥ ノヴァンブル ミルユィサン カトルヴァンディ...


最初の

  Il arriva

の arriva は動詞 arriver が活用したものですが、時制は何でしょうか?

 ...。


そうです、直説法単純過去形です。


ちょっと活用を確認しておきましょう。

    j'arrivai
    tu arrivas
    il arriva

    nous arrivâmes
    vous arrivâtes
    ils arrivèrent


発音は、

    ジャリヴェ
    テュ アリヴァ
    イラリヴァ

    ヌザリヴァーム
    ヴザリヴァート
    イルザリヴェール


Il arriva の意味は、

    彼は来た

という感じですが、この「彼」が誰なのかは ― この文は小説冒頭なので ― まだわかりません。


続いて、

    Il arriva chez nous

chez は「~の家で/に」なので、

    彼は私たちの家にやってきた

となります。

※ 私が昔よく通っていた喫茶店が「シェヌー」という名前でした。


次に、un dimanche と続きます。

    Il arriva chez nous un dimanche

dimanche は「日曜日」なので、un dimanche で「或る日曜日に」という感じでしょう。

    彼は或る日曜日に私たちの家にやってきた。


さらに、月の名前が付いています。

    Il arriva chez nous un dimanche de novembre

novembre は「11月」。

    彼は11月の或る日曜日に私たちの家にやってきた。


そして最後に西暦が続きます。

    Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189...

    彼は189x年の11月の或る日曜日に私たちの家にやってきた。

    彼が私たちのところにやって来たのは、189x年11月の或る日曜のことだった。


◆ 翻訳

天沢退二郎 訳 『グラン・モーヌ (岩波文庫)