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2025-01-30

存在の耐えられない軽さ

 L'insoutenable légèreté de l'être


チェコスロヴァキア出身のフランスの作家 Milan Kundera(ミラン・クンデラ, 1929-2023)の作品のタイトルです。

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◆ 発音は、

L'insoutenable légèreté de l'être
ランストゥナーブル レジェルテ ドゥ レートル



◆ 単語

insoutenable の in- は「否定」の意味があります。

in- を取った soutenable は、soutenirという動詞から。

soutenir は「支える」「支持する」「耐える」。

soutenir に -able(できる)がついて soutenable「指示できる」「耐えられる」という形容詞に。

なので、insoutenableは「指示できない」「耐えられない」(形容詞)。

légèreté は形容詞  léger (軽い)の名詞形で、「軽さ」「軽やかさ」(女性名詞)。

l'être は動詞 être が名詞として使われています。

動詞の être は「~である」のほかに「~がある」「存在する」という意味があります。

ここでは être は「在ること」「存在」です。


以上、

L'insoutenable légèreté de l'être


存在の耐えられない軽さ

となります。


(ここまで)

2016-01-12

永遠回帰(存在の耐えられない軽さ)

L'éternel retour est une idée mystérieuse et, avec elle, Nietzshe a mis bien des philosophes dans l'embarras : penser qu'un jour tout se répétera comme nous l'avons déjà vécu et que même cette répétition se répétera encore indéfiniment!

(Kundera, "L'insoutenable légèreté de l'être")


◇ 訳

永遠回帰というのは謎めいたアイデアだ。そもそもニーチェはこのアイデアでもってたくさんの哲学者たちを途方に暮れさせた。いつかある日全てのことが私たちがすでに体験したとおりに繰り返され、さらにこの繰り返し自体がさらに際限なく繰り返される、なんてことを考えるのだから!

(クンデラ 『存在の耐えられない軽さ』)


◇ 逐語訳

L'éternel retour est une idée mystérieuse

レテルネルルトゥール エチュヌイデ ミステリゥーズ

永遠回帰は謎めいた考えである


et, avec elle, Nietzshe a mis bien des philosophes dans l'embarras :

エ アヴェケル ニーチュアミ ビヤンデフィロゾフ ダンロンバラ

そして、それ(=謎めいた考え)でもって、ニーチェは多くの哲学者を困惑させた


penser qu'... !

パンセク

...と考えるなんて!


un jour tout se répétera

アンジュール トゥ スレペトゥラ

ある日、すべてが繰り返されるだろう(と)


comme nous l'avons déjà vécu

コム ヌラヴォンデジャヴェキュ

私たちがそれ(=すべて)をすでに体験した通りに


et que même cette répétition se répétera

エ ク メーム セット レペティシオン スレペトゥラ

そして、さらにこの繰り返しが繰り返されるだろう(と)


encore indéfiniment!

アンコール アンデフィニモン

再度際限なく!


◇ 翻訳

存在の耐えられない軽さ』は集英社文庫から出ています。