11月25日に亡くなった、革命家でキューバの元最高指導者、フィデル・カストロについての L'Express の記事からです。
※ Fidel Castro, entre Dieu et Marx - L'Express
この記事のタイトルは、
Fidel Castro, entre Dieu et Marx
フィデル カストロ アントル ディウ エ マルクス
となっていて、
entre A et B
は、
AとBの間に(で)
という表現なので、
フィデル・カストロ、神とマルクスの間で
という感じになります。
マルクスは19世紀のイギリスで活動した、経済学者で思想家。
ロシアの前のソ連という国とか、現在の中国とか、各国の共産党や社会主義政党とかの思想の元になっている 「共産主義」 という思想の元になっている人です。
カストロも共産主義者でした。
なぜここで、マルクスと神が並んでいるかというと、共産主義では 「神」 というか宗教の 「信仰」 を基本的に認めない、とみなされているからです。
マルクスは 「宗教は民衆のアヘンだ」 と言っています。(『ヘーゲル法哲学批判序説』)
そして、カストロはほんとうに信仰(キリスト教の)を持っていなかったのか、というのがこの記事のテーマになっています。
この記事の本文中に、
Castro avait-il la foi?
カストロ アヴェティル ラ フワ?
この記事の本文中に、
Castro avait-il la foi?
カストロ アヴェティル ラ フワ?
という小見出しがあります。
foi
は、女性名詞で 「信仰」 という意味があります。
avait は avoir の直説法半過去形で、それが疑問文として倒置されています。
肯定文で書いてみると、
Castro avait la foi.
カストロは信仰心を持っていた。
↓
カストロには信仰心があった。
となります。
「文の主語が je とか il とか elle とかのいわゆる人称代名詞ではない場合は、主語と動詞をひっくり返して (倒置させて) 疑問文を作るとき、 その主語の人称代名詞を使って倒置させる」 のでした。
→ 同じパターンの倒置疑問文を扱った記事
なので、
Castro avait la foi.
意味は、
カストロには信仰心があったのか。
foi
は、女性名詞で 「信仰」 という意味があります。
avait は avoir の直説法半過去形で、それが疑問文として倒置されています。
肯定文で書いてみると、
Castro avait la foi.
カストロは信仰心を持っていた。
↓
カストロには信仰心があった。
となります。
「文の主語が je とか il とか elle とかのいわゆる人称代名詞ではない場合は、主語と動詞をひっくり返して (倒置させて) 疑問文を作るとき、 その主語の人称代名詞を使って倒置させる」 のでした。
→ 同じパターンの倒置疑問文を扱った記事
なので、
Castro avait la foi.
は、
Castro avait-il la foi?
となります
意味は、
カストロには信仰心があったのか。
です。