L'express の 12/8 の記事の見出しです。
→ http://www.lexpress.fr/actualite/politique/elections/benoit-hamon-veut-taxer-les-robots-pour-financer-la-protection-sociale_1858606.html
まずおおまかな発音の確認から。
まずおおまかな発音の確認から。
Benoît Hamon veut taxer les robots
ブノワ アモン ヴ タクセ レ ロボ
pour financer un revenu universel.
プール フィナンセ アン ルヴニュ ユニヴェルセル
Benoît Hamon (ブノワ・アモン) はフランスの社会党の政治家で、前の教育大臣。
現在の大統領フランソワ・オランド (François Hollande、 社会党) が次期大統領選への出馬を断念しましたが、その社会党から立候補を表明しているうちの一人です。
taxer は 「課税する」 です。
何に課税するかというと、 les robots、 つまり 「ロボット」 に課税したい、と言っています。
Benoît Hamon veut taxer les robots
ブノワ・アモンはロボットに課税したい
「ロボット」 と言っても人間型ロボットではなく、工場などで使われている産業用ロボットで、それらのロボットが人間の単純労働を奪って (担って) 生産性を上げているのでそこに課税しよう、ということみたいです。
で、その徴収した分の税金は何に使うか、というと、
pour financer un revenu universel.
「pour + 不定詞(動詞の原形)」 で 〈目的〉 を表します。 つまり 「~するために」。
financer は 「出資する」 「資金を提供する」 です。
出資先は revenu universel です。
revenu は 「収入、所得」 (男性名詞)、 universel は形容詞で 「普遍的な」 とか 「全体の」 ですが、
suffrage universel (スュフラージュ ユニヴェルセル)
だと、
普通選挙
になります。 ( suffrage は 「投票、選挙 (男性名詞)」 。 )
つまり、この場合の universel は 「すべての人に適用される」 といういみです。
で、この revenu universel は英語で basic income (ベーシック インカム) と言われている 「最低限所得保障」 のことになります。
ですので、
Benoît Hamon veut taxer les robots pour financer un revenu universel.
ブノワ・アモンはロボットに課税したい / 最低限所得保障に出資するために
となるので、
ブノワ・アモンはロボットに課税して、最低限所得保障制度の財源にしようと考えている
という感じになります。