Une fois n’est pas coutume, la présidente taïwanaise et les dirigeants chinois sont d’accord sur un point : Taïwan n’est pas l’Ukraine.
新聞「ル・モンド」の今年3月15日の記事 "Taïwan craint d’être l’Ukraine de la Chine" (台湾は中国のウクライナになることを恐れる) からです。
→ Le Monde, "Taïwan craint d’être l’Ukraine de la Chine"
◇ おおまかな発音
Une fois n’est pas coutume,
ユヌフワ ネパ クチュム
la présidente taïwanaise et les dirigeants chinois
ラプレズィダントタイワネーズ エ レディレジャンシノワ
sont d’accord sur un point :
ソンダコール シュランプワン
Taïwan n’est pas l’Ukraine.
タイワン ネパ リュクレヌ
・ Une fois n'est pas coutume.
une fois 「一度」、coutume 「慣習、ならわし」(女性名詞)。
そのまま日本語にすると「一度は慣習ではない」、「一度だけでは慣習ではない」。
これは諺(ことわざ)で、辞書では「異例は慣例にあらず, 一度のことなら大目に見てよい」(クラウン仏和辞典)、「1度だけなら癖にはなるまい;今度だけは大目に見よう」(プチ・ロワイヤル仏和辞典)などとなっています。
・ la présidente taïwanaise et les dirigeants chinois
「台湾の(女性)総統と中国の指導者たち(は)」
台湾(中華民国)の大統領(総統)は Tsai Ing-wen (ツァイ・インウェン / 蔡英文)、女性です。
・ sont d’accord sur un point
être d'accord 「意見が一致している」。
→「或る一点について(は)意見が一致している」
・ : Taïwan n’est pas l’Ukraine.
「すわわち、台湾はウクライナではない、ということだ。」
ドゥポワン(:)deux-points(コロン)は、「すわなち」「つまり」「言い換えれば」という感じになります。
◇ 試訳
Une fois n’est pas coutume, la présidente taïwanaise et les dirigeants chinois sont d’accord sur un point : Taïwan n’est pas l’Ukraine.
今回は特例だ。台湾総統と中国指導者たちは、一つの点では意見が一致している。つまり、台湾はウクライナとはちがう、という点だ。
(ここまで)