ロートレアモン伯爵 『マルドロールの歌』 の一節。
今日はこの文章の後半を見ていきます。
○ 発音
mais,
メ
ce n'est rien,
スネリャン
car,
カル
avec ma main,
アヴェック ママン
je suis parvenu
ジュスュイ パルヴニュ
facilement
ファシッルモン
à les remettre
アレ ルメートゥル
dans leur première position.
ダン ルール プルミエール ポジシオン
○ 語句
ce n'est rien : なんでもない、たいしたことない
parvenu : 動詞 parvenir の過去分詞
parvenir : 到達する
parvenir à + 不定詞 : やっと〜できる,〜することに成功する
facilement 容易に, 簡単に
remettre 元の場所に置く
○ 逐語訳
しかし mais, なんでもありません ce n'est rien, というのも car, 私の手で avec ma main, それらの最初の位置に dans leur première position 簡単に facilement それらを戻すことが à les remettre 私はできました je suis parvenu (から)。
○ 分かち訳
mais (しかし), ce n'est rien (なんてことありません) , car (だって) , avec ma main (私の手を使って) , je suis parvenu facilement (簡単に〜できました[から]) à les remettre (それらを元に戻すことが) dans leur première position (それらの最初の位置に) .
○ parvenir の複合過去
je suis parvenu の箇所は parvenir の複合過去形です。
複合過去形は、[ avoir または être の直説法現在形]と[動詞の過去分詞]をつなげて作ります。
avoir と être のどちらを使うかは 動詞によって決まっていました。
→ 参考: 「どこに行ってたの?」 (フランス語を学ぶ人)
* être を使うのは、なんらかの「移動」の意味をもった自動詞です。
parvenir は venir などと同様に être を使うことになっています。
なので j'ai parvenu ではなく je suis parvenu になります。
○ je suis parvenu の je は男?それとも女?
je suis parvenu の場合の主語の je が男性か女性かを見分けることはできるのでしょうか。
じつは複合過去(や大過去などの複合形時制)で être を使う場合、過去分詞は主語に性数一致します!
Je suis venu.
なら je は男性、
Je suis venue.
なら je は女性。
主語が nous で全員女性なら、
Nous sommes venues.
となります。
なので、je suis parvenu の je は男性です。
○ 試訳
mais, ce n'est rien, car, avec ma main, je suis parvenu facilement à les remettre dans leur première position.
でも大丈夫、簡単にこうやって手でもとに戻すことができましたから。
○ 発音
mais,
メ
ce n'est rien,
スネリャン
car,
カル
avec ma main,
アヴェック ママン
je suis parvenu
ジュスュイ パルヴニュ
facilement
ファシッルモン
à les remettre
アレ ルメートゥル
dans leur première position.
ダン ルール プルミエール ポジシオン
○ 語句
ce n'est rien : なんでもない、たいしたことない
parvenu : 動詞 parvenir の過去分詞
parvenir : 到達する
parvenir à + 不定詞 : やっと〜できる,〜することに成功する
facilement 容易に, 簡単に
remettre 元の場所に置く
○ 逐語訳
しかし mais, なんでもありません ce n'est rien, というのも car, 私の手で avec ma main, それらの最初の位置に dans leur première position 簡単に facilement それらを戻すことが à les remettre 私はできました je suis parvenu (から)。
○ 分かち訳
mais (しかし), ce n'est rien (なんてことありません) , car (だって) , avec ma main (私の手を使って) , je suis parvenu facilement (簡単に〜できました[から]) à les remettre (それらを元に戻すことが) dans leur première position (それらの最初の位置に) .
○ parvenir の複合過去
je suis parvenu の箇所は parvenir の複合過去形です。
複合過去形は、[ avoir または être の直説法現在形]と[動詞の過去分詞]をつなげて作ります。
avoir と être のどちらを使うかは 動詞によって決まっていました。
→ 参考: 「どこに行ってたの?」 (フランス語を学ぶ人)
* être を使うのは、なんらかの「移動」の意味をもった自動詞です。
parvenir は venir などと同様に être を使うことになっています。
なので j'ai parvenu ではなく je suis parvenu になります。
○ je suis parvenu の je は男?それとも女?
je suis parvenu の場合の主語の je が男性か女性かを見分けることはできるのでしょうか。
じつは複合過去(や大過去などの複合形時制)で être を使う場合、過去分詞は主語に性数一致します!
Je suis venu.
なら je は男性、
Je suis venue.
なら je は女性。
主語が nous で全員女性なら、
Nous sommes venues.
となります。
なので、je suis parvenu の je は男性です。
○ 試訳
mais, ce n'est rien, car, avec ma main, je suis parvenu facilement à les remettre dans leur première position.
でも大丈夫、簡単にこうやって手でもとに戻すことができましたから。