上級仏単語: râler
発音: ラレ
→ Forvoで発音を聞く
意味: あえぐ、ぜいぜい言う
用例: 最近フランスのサヴォア地方で大量の雪が降って、住民が râler しているという記事がネットに載っていました。
2014-12-28
2014-12-19
上級仏単語: limoger
上級仏単語です。
今回の単語は、
limoger
です。
発音は
リモジェ
となります。
-er で終わってますので予想通り動詞です。
意味は、
(高官を)左遷する・更迭する
とかです。
今回の単語は、
limoger
です。
発音は
リモジェ
となります。
-er で終わってますので予想通り動詞です。
意味は、
(高官を)左遷する・更迭する
とかです。
2014-12-07
上級仏単語: éternuer
フランス語の単語の上級編です。
きょうは、
éternuer
です。
発音は、
エテルニュエ
です。 リンクはいつもの Forvo さんでの発音のページです。
意味は、
くしゃみをする
です。
「上級単語」 というよりは、「日常語」ですね!
きょうは、
éternuer
です。
発音は、
エテルニュエ
です。 リンクはいつもの Forvo さんでの発音のページです。
意味は、
くしゃみをする
です。
「上級単語」 というよりは、「日常語」ですね!
2014-12-04
上級仏単語: abroger
今回の上級フランス語の単語は、
abroger
で、発音は、
アブロジェ
です。
動詞です。
意味は、
(法律などを)廃止する、撤廃する
です。
最近のニュースだと、サルコジ元大統領が同性婚を認めた法律の廃止を主張した、という文脈で使われていました。
同じような意味でより一般的な語としては、
abolir (アボリール)
があります。
abroger
で、発音は、
アブロジェ
です。
動詞です。
意味は、
(法律などを)廃止する、撤廃する
です。
最近のニュースだと、サルコジ元大統領が同性婚を認めた法律の廃止を主張した、という文脈で使われていました。
同じような意味でより一般的な語としては、
abolir (アボリール)
があります。
2014-11-17
上級仏単語: césarienne
上級仏単語です。
今日は、
césarienne
で、発音は、
セザリエンヌ
です。
これは、
césarien (セザリアン)
という形容詞の女性形が名詞化したもの。
césarien は、
シーザーの、ローマ皇帝の
という意味の形容詞。
シーザーっていうのは古代ローマのあのシーザー(カエサル)のことです。
そして、その女性形が名詞化した césarienne には、
帝王切開
という意味があります。
たしかに、シーザーは 「帝王」 でしたが...。
なぜ、こういう意味になったか調べてみたいです。
最近のニューズだと、フランスで帝王切開による出産率がかなり下がったというのがあり、そこに césarienne という単語が出てきました。
例えば、Le Monde の以下の記事です。
Baisse inédite du nombre de césariennes en France
今日は、
césarienne
で、発音は、
セザリエンヌ
です。
これは、
césarien (セザリアン)
という形容詞の女性形が名詞化したもの。
césarien は、
シーザーの、ローマ皇帝の
という意味の形容詞。
シーザーっていうのは古代ローマのあのシーザー(カエサル)のことです。
そして、その女性形が名詞化した césarienne には、
帝王切開
という意味があります。
たしかに、シーザーは 「帝王」 でしたが...。
なぜ、こういう意味になったか調べてみたいです。
最近のニューズだと、フランスで帝王切開による出産率がかなり下がったというのがあり、そこに césarienne という単語が出てきました。
例えば、Le Monde の以下の記事です。
Baisse inédite du nombre de césariennes en France
2014-10-29
上級仏単語: autopsie
今日のフランス語の上級な単語は、
autopsie
です。
発音は、
オトプスィ
です。
フランス人による発音を Forvo というWebサイトで聞くことができます。
意味は、
死体解剖、検死
で、女性名詞です。
殺人や死亡を伝えるニュース記事などにたまに出てきます。
autopsie
です。
発音は、
オトプスィ
です。
フランス人による発音を Forvo というWebサイトで聞くことができます。
意味は、
死体解剖、検死
で、女性名詞です。
殺人や死亡を伝えるニュース記事などにたまに出てきます。
2014-10-28
上級仏単語: subterfuge
今日は、
subterfuge
という単語です。
発音は、
シュプテルフュージュ
です。 sub- のところは
× シュブ
ではなく、
○ シュプ
と読みます。
フランス人による発音は、
Forvo
で聞くことができます。
subterfuge は男性名詞で、
言い逃れ, 逃げ口上
とか、
策略, 手管
という意味です。
subterfuge
という単語です。
発音は、
シュプテルフュージュ
です。 sub- のところは
× シュブ
ではなく、
○ シュプ
と読みます。
フランス人による発音は、
Forvo
で聞くことができます。
subterfuge は男性名詞で、
言い逃れ, 逃げ口上
とか、
策略, 手管
という意味です。
音楽が止まったとき 1
Mme Arnoux regardait au loin d'une manière vague. Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois, comme si elle sortait d'un songe.
(フランス語中級)
フロベール 『感情教育』 ( Flaubert, "L'Education Sentimentale" ) の一節の続き。
最初の文、
Mme Arnoux regardait au loin d'une manière vague.
については、
→ 遠くをぼんやりと
を見てください。
今日はそれに続く二文目(の途中まで)の、
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois
を見ていきます。
発音は、
Quand la musique
カン ラ ミュズィーク
s'arrêta,
サレタ
elle remua
エル ルミュア
les paupières
レ ポピエール
plusieurs fois
プリュズィウール フォワ
です。
まず、最初の箇所、
Quand la musique s'arrêta
は、
音楽が止まった時、
となります。
s'arrêta は s'arrêter の直説法単純過去形。
arrêter は
止(と)める、止(や)める
です。
ここでは s'arrêter と代名動詞になっています。
代名動詞の用法の一つに
自分を〜する
というのがあります。
いわゆる再帰的用法です。
s'arrêter の場合は、
自分を止める → 止める, 止まる
みたいな感じになります。
なので
Quand la musique s'arrêta
で、
音楽が止まった時
となります。
続きは、
elle remua les paupières plusieurs fois
で、前から見ていくと、
彼女は動かした / 瞼を / 何度も
です。
paupière は「瞼(まぶた)」、女性名詞。
瞼は両眼それぞれの上下にある(つまり四つある)ので複数形になってます。
remua は動詞 remuer の直説法単純過去形。
remuer は
動かす
という意味です。
つぎの、
plusieurs fois
ですが、 plusieurs は
いくつかの、若干の
という意味の形容詞で、英語の several です。
fois は男性名詞で、何回目とか何度目とかいう場合の「回」や「度」です。
fois は単数形でも最後に s が付きます。
結局、
plusieurs fois
で、
何度も、何回も
となります。
ここまでをまとめると、
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois
音楽が止まったとき、彼女は瞼を何度も動かした。
となります。
s'arrêter と remuer の直説法単純過去形の活用を確認しておきましょう。
je m'arrêtai ジュ マレテ
tu t'arrêtas テュ タレタ
il s'arrêta イル サレタ
nous nous arrêtâmes ヌ ヌザレターム
vous vous arrêtâtes ヴ ヴザレタート
ils s'arrêtèrent イル サレテール
je remuai ジュ ルミュエ
tu remuas テュ ルミュア
il remua イル ルミュア
nous remuâmes ヌ ルミュアーム
vous remuâtes ヴ ルミュアート
ils remuèrent イル ルミュエール
です。
続きます。
(フランス語中級)
フロベール 『感情教育』 ( Flaubert, "L'Education Sentimentale" ) の一節の続き。
最初の文、
Mme Arnoux regardait au loin d'une manière vague.
については、
→ 遠くをぼんやりと
を見てください。
今日はそれに続く二文目(の途中まで)の、
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois
を見ていきます。
発音は、
Quand la musique
カン ラ ミュズィーク
s'arrêta,
サレタ
elle remua
エル ルミュア
les paupières
レ ポピエール
plusieurs fois
プリュズィウール フォワ
です。
まず、最初の箇所、
Quand la musique s'arrêta
は、
音楽が止まった時、
となります。
s'arrêta は s'arrêter の直説法単純過去形。
arrêter は
止(と)める、止(や)める
です。
ここでは s'arrêter と代名動詞になっています。
代名動詞の用法の一つに
自分を〜する
というのがあります。
いわゆる再帰的用法です。
s'arrêter の場合は、
自分を止める → 止める, 止まる
みたいな感じになります。
なので
Quand la musique s'arrêta
で、
音楽が止まった時
となります。
続きは、
elle remua les paupières plusieurs fois
で、前から見ていくと、
彼女は動かした / 瞼を / 何度も
です。
paupière は「瞼(まぶた)」、女性名詞。
瞼は両眼それぞれの上下にある(つまり四つある)ので複数形になってます。
remua は動詞 remuer の直説法単純過去形。
remuer は
動かす
という意味です。
つぎの、
plusieurs fois
ですが、 plusieurs は
いくつかの、若干の
という意味の形容詞で、英語の several です。
fois は男性名詞で、何回目とか何度目とかいう場合の「回」や「度」です。
fois は単数形でも最後に s が付きます。
結局、
plusieurs fois
で、
何度も、何回も
となります。
ここまでをまとめると、
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois
音楽が止まったとき、彼女は瞼を何度も動かした。
となります。
s'arrêter と remuer の直説法単純過去形の活用を確認しておきましょう。
je m'arrêtai ジュ マレテ
tu t'arrêtas テュ タレタ
il s'arrêta イル サレタ
nous nous arrêtâmes ヌ ヌザレターム
vous vous arrêtâtes ヴ ヴザレタート
ils s'arrêtèrent イル サレテール
je remuai ジュ ルミュエ
tu remuas テュ ルミュア
il remua イル ルミュア
nous remuâmes ヌ ルミュアーム
vous remuâtes ヴ ルミュアート
ils remuèrent イル ルミュエール
です。
続きます。
2014-10-19
上級仏単語: déambuler
上級なフランス語の単語です。
今日は、
déambuler
で、発音は、
デアンビュレ
品詞は動詞、
意味は、
ぶらつく、散歩する
です。
たとえば、
メグレはモンマルトル界隈をぶらついていた。
なんていう文で使われると思います。
今日は、
déambuler
で、発音は、
デアンビュレ
品詞は動詞、
意味は、
ぶらつく、散歩する
です。
たとえば、
メグレはモンマルトル界隈をぶらついていた。
なんていう文で使われると思います。
2014-10-12
2014-10-11
遠くをぼんやりと
[フランス語初級]
Mme Arnoux regardait au loin d'une manière vague.
フロベール( Flaubert ) 、『感情教育 ( L'Education Sentimentale ) 』 の一節。
最初の文の発音から。
Mme Arnoux regardait
マダム アルヌー ルガルデ
au loin
オ ロワン
d'une manière vague
デュヌ マニエール ヴァーグ
です。
まず、
Mme Arnoux regardait
で、
アルヌー夫人は見つめていた
という意味になります。
※ アルヌー夫人は、「二人の目が出会った (1)」 で、主人公の青年フレデリックに、帽子を拾ってもらった人です。
regardait は動詞 regarder の半過去形。
活用させてみましょう。
まず活用語幹ですが、直説法半過去形の活用語幹は直説法現在形の nous の活用語幹と同じでした。
regarder は parler や aimer と同じ第一群規則活用動詞なので、現在形の活用はシンプルです。
[直説法現在形]
je regarde ジュ ルガルド
tu regardes テュ ルガルド
il regarde イル ルガルド
nous regardons ヌ ルガルドン
vous regardez ヴ ルガルデ
ils regardent イル ルガルド
nous のときは nous regardons なので、半過去形の活用語幹は regard- になります。
では半過去形に活用させましょう。
[直説法半過去形]
je regardais ジュ ルガルデ
tu regardais テュ ルガルデ
il regardait イル ルガルデ
nous regardions ヌ ルガルディオン
vous regardiez ヴ ルガルディエ
ils regardaient イル ルガルデ
です。
続きを見ましょう。
Mme Arnoux regardait au loin
loin は「遠くに」という意味の副詞ですが、ここでは定冠詞の le が付いているので男性名詞になります。
辞書を見ると意味は「遠方」などとなっていますが、
au loin
で、
遠くに、遠くへ
という表現です。
ですので、
Mme Arnoux regardait au loin
は、
アルヌー夫人は遠くに見つめていた。
→ アルヌー夫人は遠くを見つめていた。
という感じです。
続いて、
d'une manière vague
です。
manière は「やり方」「様式」というような意味の女性名詞ですが、
d'une manière + 形容詞
で、
〜な仕方で、やり方で
となります。
vague
は
漠然とした、曖昧(あいまい)な、ぼんやりした
という意味の形容詞なので、
d'une manière vague
で、
曖昧な仕方で、漠然と、ぼんやりと
となるので、
Mme Arnoux regardait au loin d'une manière vague.
アルヌー夫人はぼんやりと遠くを見つめていた。
という感じです!
※ vague には女性名詞として、
波
という意味もありますね。
Mme Arnoux regardait au loin d'une manière vague.
フロベール( Flaubert ) 、『感情教育 ( L'Education Sentimentale ) 』 の一節。
最初の文の発音から。
Mme Arnoux regardait
マダム アルヌー ルガルデ
au loin
オ ロワン
d'une manière vague
デュヌ マニエール ヴァーグ
です。
まず、
Mme Arnoux regardait
で、
アルヌー夫人は見つめていた
という意味になります。
※ アルヌー夫人は、「二人の目が出会った (1)」 で、主人公の青年フレデリックに、帽子を拾ってもらった人です。
regardait は動詞 regarder の半過去形。
活用させてみましょう。
まず活用語幹ですが、直説法半過去形の活用語幹は直説法現在形の nous の活用語幹と同じでした。
regarder は parler や aimer と同じ第一群規則活用動詞なので、現在形の活用はシンプルです。
[直説法現在形]
je regarde ジュ ルガルド
tu regardes テュ ルガルド
il regarde イル ルガルド
nous regardons ヌ ルガルドン
vous regardez ヴ ルガルデ
ils regardent イル ルガルド
nous のときは nous regardons なので、半過去形の活用語幹は regard- になります。
では半過去形に活用させましょう。
[直説法半過去形]
je regardais ジュ ルガルデ
tu regardais テュ ルガルデ
il regardait イル ルガルデ
nous regardions ヌ ルガルディオン
vous regardiez ヴ ルガルディエ
ils regardaient イル ルガルデ
です。
続きを見ましょう。
Mme Arnoux regardait au loin
loin は「遠くに」という意味の副詞ですが、ここでは定冠詞の le が付いているので男性名詞になります。
辞書を見ると意味は「遠方」などとなっていますが、
au loin
で、
遠くに、遠くへ
という表現です。
ですので、
Mme Arnoux regardait au loin
は、
アルヌー夫人は遠くに見つめていた。
→ アルヌー夫人は遠くを見つめていた。
という感じです。
続いて、
d'une manière vague
です。
manière は「やり方」「様式」というような意味の女性名詞ですが、
d'une manière + 形容詞
で、
〜な仕方で、やり方で
となります。
vague
は
漠然とした、曖昧(あいまい)な、ぼんやりした
という意味の形容詞なので、
d'une manière vague
で、
曖昧な仕方で、漠然と、ぼんやりと
となるので、
Mme Arnoux regardait au loin d'une manière vague.
アルヌー夫人はぼんやりと遠くを見つめていた。
という感じです!
※ vague には女性名詞として、
波
という意味もありますね。
2014-10-09
2014-09-30
1844年10月の午後3時ころ 1
[フランス語中級]
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844, un homme âgé d'une soixantaine d'années, mais à qui tout le monde eût donné plus que cet âge, allait le long du boulevard des Italiens, le nez à la piste, les lèvres papelardes, comme un négociant qui vient de conclure une excellente affaire, ou comme un garçon content de lui-même au sortir d'un boudoir. ( Balzac, "Le cousin Pons")
バルザックという人の『いとこポンス』という小説の最初の文です。
長いですが、始めの方から見ていきましょう。
Vers trois heures
ヴェール トロワゼール
三時頃
vers はいくつか意味を持っていますが、ここでは時間で「〜頃」の意味です。
Vers trois heures de l'après-midi
ヴェール トロワゼール ドゥ ラプレミディ
午後の三時頃
つぎは、
dans le mois d'octobre
ドン ル モワ ドクトーブル
で、
10月に
です。
さらに、
dans le mois d'octobre de l'année 1844
ドン ル モワ ドクトーブル ドゥ ラネ ミルユィッソン カラントゥカトゥル
なので、
1844年の10月に
となります。
ここまでで
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844
1844年10月の午後3時ごろ
です。
さて、1844年10月の午後3時ころに、何が起きるのでしょうか。
続きを見ましょう。
un homme âgé d'une soixantaine d'années
アンノッム アジェ デュン スワソンテーヌ ダネ
âgé de ... で「…歳の」、 soixantaine は「約60」(女性名詞)です。
ですので、
60歳くらいの男(が)
となります。
この un homme が文の主語なのでしょうか。
これから、もう少し見ていきましょう。
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844, un homme âgé d'une soixantaine d'années, mais à qui tout le monde eût donné plus que cet âge, allait le long du boulevard des Italiens, le nez à la piste, les lèvres papelardes, comme un négociant qui vient de conclure une excellente affaire, ou comme un garçon content de lui-même au sortir d'un boudoir. ( Balzac, "Le cousin Pons")
バルザックという人の『いとこポンス』という小説の最初の文です。
長いですが、始めの方から見ていきましょう。
Vers trois heures
ヴェール トロワゼール
三時頃
vers はいくつか意味を持っていますが、ここでは時間で「〜頃」の意味です。
Vers trois heures de l'après-midi
ヴェール トロワゼール ドゥ ラプレミディ
午後の三時頃
つぎは、
dans le mois d'octobre
ドン ル モワ ドクトーブル
で、
10月に
です。
さらに、
dans le mois d'octobre de l'année 1844
ドン ル モワ ドクトーブル ドゥ ラネ ミルユィッソン カラントゥカトゥル
なので、
1844年の10月に
となります。
ここまでで
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844
1844年10月の午後3時ごろ
です。
さて、1844年10月の午後3時ころに、何が起きるのでしょうか。
続きを見ましょう。
un homme âgé d'une soixantaine d'années
アンノッム アジェ デュン スワソンテーヌ ダネ
âgé de ... で「…歳の」、 soixantaine は「約60」(女性名詞)です。
ですので、
60歳くらいの男(が)
となります。
この un homme が文の主語なのでしょうか。
これから、もう少し見ていきましょう。
上級仏単語: chantage
本日は、
chantage
発音は、
シャンタージュ
品詞は、
男性名詞
-age で終わるのはたいてい男性名詞です。
意味は、
ゆすり、おどし、恐喝
です。
きのうの、
carnage
とちょっと音の感じが似てるような気がします...。
それから意味も両方とも良い意味じゃありません。
chantage
発音は、
シャンタージュ
品詞は、
男性名詞
-age で終わるのはたいてい男性名詞です。
意味は、
ゆすり、おどし、恐喝
です。
きのうの、
carnage
とちょっと音の感じが似てるような気がします...。
それから意味も両方とも良い意味じゃありません。
2014-09-29
2014-09-28
彼女の秘密を知ろうとしたが
(フランス語初級)
今日の例文:
En vain je cherchais à découvrir son secret.
François-René de Chateaubriand (1768 - 1848), "René"
発音の確認から。
En vain
オンヴァン
je cherchais à découvrir
ジュ シェルシェ ア デクヴリール
son secret
ソンスクレ
François-René de Chateaubriand
フランソワ ルネ ドゥ シャトブリアン
シャトーブリアンという19世紀初頭の作家の 『ルネ』 という小説からの引用です。
En vain
むだに
vain は「むなしい」「むだな」という意味の形容詞ですが、前置詞の en と組み合わせて en vain で「むなしく」「むだに」という意味になります。
En vain je cherchais
むだに私は探していた
→ 探していたがむだだった
cherchais は chercher の半過去形。
「 むだに探していた 」といのは、つまり「探してるけど無駄」「見つかってない」ということになります。
En vain je cherchais à découvrir
むだに私は見いだそうとしていた
[chercher à 不定詞]で、「〜しようとする、〜しようと試みる」。
découvrir は「見いだす」「発見する」。
En vain je cherchais à découvrir son secret.
むだに / 私は見いだそうとしていた / 彼女の秘密を
→ 私は彼女の秘密を明らかにしようとしたがむだだった。
→ 私は彼女が隠していることをどうにかして知りたいと思っていたが、それは虚しい試みだった。
son secret は「彼の秘密」「彼女の秘密」あるいは「その秘密」などのいずれにもとれますが、この文の文脈からすると「彼女の秘密」となります。
◆ 翻訳
『ルネ』 の翻訳は書店では手に入らないようです。 図書館で探しましょう。
大学書林という出版社から抜粋の対訳版で 『ルネ』 が出ていますが、今回の例文が掲載されているかは未確認です...。
今日の例文:
En vain je cherchais à découvrir son secret.
François-René de Chateaubriand (1768 - 1848), "René"
発音の確認から。
En vain
オンヴァン
je cherchais à découvrir
ジュ シェルシェ ア デクヴリール
son secret
ソンスクレ
François-René de Chateaubriand
フランソワ ルネ ドゥ シャトブリアン
シャトーブリアンという19世紀初頭の作家の 『ルネ』 という小説からの引用です。
En vain
むだに
vain は「むなしい」「むだな」という意味の形容詞ですが、前置詞の en と組み合わせて en vain で「むなしく」「むだに」という意味になります。
En vain je cherchais
むだに私は探していた
→ 探していたがむだだった
cherchais は chercher の半過去形。
「 むだに探していた 」といのは、つまり「探してるけど無駄」「見つかってない」ということになります。
En vain je cherchais à découvrir
むだに私は見いだそうとしていた
[chercher à 不定詞]で、「〜しようとする、〜しようと試みる」。
découvrir は「見いだす」「発見する」。
En vain je cherchais à découvrir son secret.
むだに / 私は見いだそうとしていた / 彼女の秘密を
→ 私は彼女の秘密を明らかにしようとしたがむだだった。
→ 私は彼女が隠していることをどうにかして知りたいと思っていたが、それは虚しい試みだった。
son secret は「彼の秘密」「彼女の秘密」あるいは「その秘密」などのいずれにもとれますが、この文の文脈からすると「彼女の秘密」となります。
◆ 翻訳
『ルネ』 の翻訳は書店では手に入らないようです。 図書館で探しましょう。
大学書林という出版社から抜粋の対訳版で 『ルネ』 が出ていますが、今回の例文が掲載されているかは未確認です...。
2014-09-23
二人の目が出会った (3)
Leurs yeux se rencontrèrent.
Flaubert の "L'Education Sentimentale" の、帽子が飛ぶ場面、三回目。
→ 一回目、二回目
Frédéric fit un bond et le rattrapa. Elle lui dit :
-- " Je vous remercie, monsieur. "
Leurs yeux se rencontrèrent.
風に飛ばされた帽子を捕えてくれたフレデリックに婦人がお礼を言った後です。
Leurs yeux
レールズュ
se rencontrèrent
ス ロンコントレール
この文の主語は、
Leurs yeux
彼らの目は
で、動詞は
se rencontrèrent
です。
se rencontrer は rencontrer の代名動詞。
rencontrer は「〜に出会う、ぶつかる」というような意味。
代名動詞の用法は四つありました。
1. 再帰的用法
「自分を〜する」
2. 受動的用法
「〜される」
3. 相互的用法
「互いに〜する」
4. 本質的用法
代名動詞としてのみ使われる動詞
rencontrer の場合は 4 ではないので、1 から 3 までの用法で意味を考えると、
1. 再帰的用法
「彼らの目は自らに出会った」
2. 受動的用法
「彼らの目は出会われた」
3. 相互的用法
「彼らの目はお互いに出会った」
となり、ここでは 3の相互的用法であることがわかります。
確認のため辞書を見てみたら、『クラウン仏和辞典』の、se rencontrer の「ぶつかる, 衝突する; 合流する」という意味の例文に、
Leurs yeux se rencontrèrent.
という今回の文と同じ文があり、意味は、
彼らの目が合った.
となっています。
se rencontrèrent の時制ですが、直説法単純過去です。
直説法現在形だと、
Leurs yeux se rencontrent.
ですね。
rencontrer 単体で単純過去に活用させてみましょう。
je rencontrai
tu rencontras
il rencontra
nous rencontrâmes
vous rencontrâtes
ils rencontrèrent
ジュ ロンコントレ
テュ ロンコントラ
イル ロンコントラ
ヌ ロンコントラーム
ヴ ロンコントラート
イル ロンコントレール
となります。
これで今回の例文が終わりました。
全体を確認しておきましょう。
Frédéric fit un bond et le rattrapa. Elle lui dit :
-- " Je vous remercie, monsieur. "
Leurs yeux se rencontrèrent.
フレデリックは跳び上がって帽子を捕まえた。
彼女は言った。「あら、ご親切にありがとう。」
二人の視線が出会った。
※ 小説の引用箇所の直前の情景を描いたイラスト
Flaubert の "L'Education Sentimentale" の、帽子が飛ぶ場面、三回目。
→ 一回目、二回目
Frédéric fit un bond et le rattrapa. Elle lui dit :
-- " Je vous remercie, monsieur. "
Leurs yeux se rencontrèrent.
風に飛ばされた帽子を捕えてくれたフレデリックに婦人がお礼を言った後です。
Leurs yeux
レールズュ
se rencontrèrent
ス ロンコントレール
この文の主語は、
Leurs yeux
彼らの目は
で、動詞は
se rencontrèrent
です。
se rencontrer は rencontrer の代名動詞。
rencontrer は「〜に出会う、ぶつかる」というような意味。
代名動詞の用法は四つありました。
1. 再帰的用法
「自分を〜する」
2. 受動的用法
「〜される」
3. 相互的用法
「互いに〜する」
4. 本質的用法
代名動詞としてのみ使われる動詞
rencontrer の場合は 4 ではないので、1 から 3 までの用法で意味を考えると、
1. 再帰的用法
「彼らの目は自らに出会った」
2. 受動的用法
「彼らの目は出会われた」
3. 相互的用法
「彼らの目はお互いに出会った」
となり、ここでは 3の相互的用法であることがわかります。
確認のため辞書を見てみたら、『クラウン仏和辞典』の、se rencontrer の「ぶつかる, 衝突する; 合流する」という意味の例文に、
Leurs yeux se rencontrèrent.
という今回の文と同じ文があり、意味は、
彼らの目が合った.
となっています。
se rencontrèrent の時制ですが、直説法単純過去です。
直説法現在形だと、
Leurs yeux se rencontrent.
ですね。
rencontrer 単体で単純過去に活用させてみましょう。
je rencontrai
tu rencontras
il rencontra
nous rencontrâmes
vous rencontrâtes
ils rencontrèrent
ジュ ロンコントレ
テュ ロンコントラ
イル ロンコントラ
ヌ ロンコントラーム
ヴ ロンコントラート
イル ロンコントレール
となります。
これで今回の例文が終わりました。
全体を確認しておきましょう。
Frédéric fit un bond et le rattrapa. Elle lui dit :
-- " Je vous remercie, monsieur. "
Leurs yeux se rencontrèrent.
フレデリックは跳び上がって帽子を捕まえた。
彼女は言った。「あら、ご親切にありがとう。」
二人の視線が出会った。
2014-09-12
二人の目が出会った (2)
Elle lui dit : -- " Je vous remercie, monsieur. "
「二人の目が出会った」の 2回目です。
※ 小説の引用箇所の直前の情景を描いたイラスト
(出典: The Project Gutenberg, "Sentimental Education")
Frédéric fit un bond et le rattrapa. Elle lui dit :
-- " Je vous remercie, monsieur. "
Leurs yeux se rencontrèrent.
[ Flaubert , "L'Education Sentimentale" ]
風で吹き飛んだ帽子を捕まえてくれたフレデリックにその婦人はどう対応したでしょうか。
その婦人はフレデリックに語りかけます。
Elle lui dit :
エル リュイ ディ
彼女は彼に言った。
lui は「彼に」とも「彼女に」ともなりますが、ここでは帽子を捕まえてくれたフレデリックに、その婦人が何か言ったのです。
そうすると dit は現在形ではないはずです。
dire の直説法現在形は、
je dis ジュ
tu dis
il dit
nous disons
vous dites
ils disent
なので、
Elle lui dit :
は、
彼女は彼に言う
と現在形にとることもできますが、
でもその前からの流れでいけば単純過去形ではないでしょうか。
dire の直説法単純過去形の活用は、
je dis ジュ ディ
tu dis テュ ディ
il dit イル ディ
nous dîmes ヌ ディーム
vous dîtes ヴ デイット
ils dirent イル ディール
なので、一人称(je, tu, il)の活用は直説法現在形も単純過去形も同じです。
さて、その人妻はフレデリックに何と言ったのか。
Je vous remercie, monsieur.
ジュ ヴ ルメルシ ムシュー
「ありがとうございます。」
と、感謝の言葉をかけました。
remercier (ルメルシィエ)は、「〜に感謝する、~にお礼を言う」 といういみです。
ここまでで、
Frédéric fit un bond et le rattrapa. Elle lui dit :
-- " Je vous remercie, monsieur. "
(続く)
■ 翻訳
翻訳は文庫で手に入るものだけでも数種ありますが、ここでは岩波文庫版を紹介します。
・ 感情教育〈上〉 (岩波文庫)
・ 感情教育〈下〉 (岩波文庫)
「二人の目が出会った」の 2回目です。
※ 小説の引用箇所の直前の情景を描いたイラスト
(出典: The Project Gutenberg, "Sentimental Education")
Frédéric fit un bond et le rattrapa. Elle lui dit :
-- " Je vous remercie, monsieur. "
Leurs yeux se rencontrèrent.
[ Flaubert , "L'Education Sentimentale" ]
風で吹き飛んだ帽子を捕まえてくれたフレデリックにその婦人はどう対応したでしょうか。
その婦人はフレデリックに語りかけます。
Elle lui dit :
エル リュイ ディ
彼女は彼に言った。
lui は「彼に」とも「彼女に」ともなりますが、ここでは帽子を捕まえてくれたフレデリックに、その婦人が何か言ったのです。
そうすると dit は現在形ではないはずです。
dire の直説法現在形は、
je dis ジュ
tu dis
il dit
nous disons
vous dites
ils disent
なので、
Elle lui dit :
は、
彼女は彼に言う
と現在形にとることもできますが、
でもその前からの流れでいけば単純過去形ではないでしょうか。
dire の直説法単純過去形の活用は、
je dis ジュ ディ
tu dis テュ ディ
il dit イル ディ
nous dîmes ヌ ディーム
vous dîtes ヴ デイット
ils dirent イル ディール
なので、一人称(je, tu, il)の活用は直説法現在形も単純過去形も同じです。
さて、その人妻はフレデリックに何と言ったのか。
Je vous remercie, monsieur.
ジュ ヴ ルメルシ ムシュー
「ありがとうございます。」
と、感謝の言葉をかけました。
remercier (ルメルシィエ)は、「〜に感謝する、~にお礼を言う」 といういみです。
ここまでで、
Frédéric fit un bond et le rattrapa. Elle lui dit :
-- " Je vous remercie, monsieur. "
フレデリックは飛び上がって、帽子を捕まえた。
彼女は 「ありがとうございます」 と言った。
という感じになります。
■ 翻訳
翻訳は文庫で手に入るものだけでも数種ありますが、ここでは岩波文庫版を紹介します。
・ 感情教育〈上〉 (岩波文庫)
・ 感情教育〈下〉 (岩波文庫)
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