Hollande veut que la Grèce reste dans l’Euro.
(ニュースのフランス語)ギリシャが欧州連合(EU)の求める緊縮財政案を国民投票の結果拒否することになりました。
今日のニュースのフランス語は、その投票が行われる直前の、フランス大統領フランソワ・オランドの様子を報告した記事のタイトルからです。
出所は、日曜紙の Le Journal du dimanche のサイトの記事です。
( http://www.lejdd.fr/Politique/Hollande-veut-que-la-Grece-reste-dans-l-Euro-740784 )
まずは、おおまかに発音を確認。
Hollande veut que la Grèce reste dans l’Euro
オランド ヴ ク ラ グレース レスト ダン ルーロ
頭から見ていきましょう。
Hollande ...
オランドは...
ここでは、Hollande はフランス共和国大統領のフランソワ・オランド (François Hollande) のことです。
ついで、
Hollande veut ...
オランドは ... を欲しい・望む・したい
veut は動詞 vouloir (ヴロワール) の、直説法現在三人称単数形です。
活用させると、
je veux ジュヴ
tu veux チュヴ
il veut イルヴ
nous voulons ヌヴロン
vous voulez ヴヴレ
ils veulent イルヴッル
となります。
→ 同じ vouloir を使った Vous ne voulez pas vous taire? という例文の解説
次には、
Hollande veut que ...
オランドは ... であることを望む
と vouloir の後に que が来ています。
このパターンだと、この que は接続詞で、その後には 主語と動詞が続きます。
Hollande veut que la Grèce ...
オランドはギリシャが ... であることを望む
la Grèce はギリシャ、女性名詞です。
Hollande veut que la Grèce reste ...
オランドはギリシャが ... 留まることを望む
reste は動詞 rester の直説法現在形 ではなく、 接続法現在形 です。
※ rester は 「留まる、~のままでいる」 という意味があります。
なぜ接続法かというと、 vouloir に続く que の中の動詞は接続法にすることになっているからです。
※ 動詞が接続法になるパターンというのは決まっています。 こんかいの場合がその一つです。
rester の直説法現在の活用
※ rester は parler や aimer と活用が同じです。
je reste ジュ レスト
tu restes テュ レスト
il reste イル レスト
nous restons ヌ レストン
vous restez ヴ レステ
ils restent イル レスト
接続法現在の活用ですが、接続法現在形の活用語幹は、基本的に直説法現在形の活用語幹を元にして作ります。
どうやるかというと、
接続法現在形の活用語幹は、直接法現在形の三人称複数(ils) の語幹から作る
ということになります。
いまの rester の場合だと、
ils restent
なので、そこから活用語尾の -ent を取った、
rest
が接続法現在の活用語幹になります。
そして、活用形の後ろにつける 「活用語尾」 は決まっていて、
je -e
tu -es
il -e
nous -ions
vous -iez
ils -ent
となるので、rester の接続法現在の活用は、
je reste ジュ レスト
tu restes テュ レスト
il reste イル レスト
nous restions ヌ レスティオン
vous restiez ヴ レスティエ
ils restent イル レスト
となります。
...、なんか直説法現在形の活用と似てる...。
よく見ると、nous と vous のところは、直説法半過去形の活用と同じだ...。
そうなんです、そうなることもあるんです。
が、そうならないこともあります。
ですので、接続法現在形かどうかは動詞の形(活用形)だけでなく、その動詞がどういうパターンの中で使われているかも見なくてはダメなんです。
これから接続法現在形が出てきたらいちいち活用を確認すると面白いですね!
ということで、
Hollande veut que la Grèce reste ...
の reste は直説法現在形でも接続法現在形でも形は同じですが、 vouloir の後の que の中にあるので、接続法現在形となります。
意味は、
オランドは、ギリシャが ... 留まることを望む
です。
最後に、
Hollande veut que la Grèce reste dans l’Euro
と dans l'Euro が付いてます。
Euro はここでは、ユーロ圏のことです。
ですので、
Hollande veut que la Grèce reste dans l’Euro
で、
オランドは、ギリシャがユーロ圏に留まることを望んでいる。
となります。
以下の記事では、もう少し詳しく接続法を解説しています。
→ 彼が私たちのところにやって来たのは 03
オランドは...
ここでは、Hollande はフランス共和国大統領のフランソワ・オランド (François Hollande) のことです。
ついで、
Hollande veut ...
オランドは ... を欲しい・望む・したい
veut は動詞 vouloir (ヴロワール) の、直説法現在三人称単数形です。
活用させると、
je veux ジュヴ
tu veux チュヴ
il veut イルヴ
nous voulons ヌヴロン
vous voulez ヴヴレ
ils veulent イルヴッル
となります。
→ 同じ vouloir を使った Vous ne voulez pas vous taire? という例文の解説
次には、
Hollande veut que ...
オランドは ... であることを望む
と vouloir の後に que が来ています。
このパターンだと、この que は接続詞で、その後には 主語と動詞が続きます。
Hollande veut que la Grèce ...
オランドはギリシャが ... であることを望む
la Grèce はギリシャ、女性名詞です。
Hollande veut que la Grèce reste ...
reste は動詞 rester の直説法現在形 ではなく、 接続法現在形 です。
※ rester は 「留まる、~のままでいる」 という意味があります。
なぜ接続法かというと、 vouloir に続く que の中の動詞は接続法にすることになっているからです。
※ 動詞が接続法になるパターンというのは決まっています。 こんかいの場合がその一つです。
rester の直説法現在の活用
※ rester は parler や aimer と活用が同じです。
je reste ジュ レスト
tu restes テュ レスト
il reste イル レスト
nous restons ヌ レストン
vous restez ヴ レステ
ils restent イル レスト
接続法現在の活用ですが、接続法現在形の活用語幹は、基本的に直説法現在形の活用語幹を元にして作ります。
どうやるかというと、
接続法現在形の活用語幹は、直接法現在形の三人称複数(ils) の語幹から作る
ということになります。
いまの rester の場合だと、
ils restent
なので、そこから活用語尾の -ent を取った、
rest
が接続法現在の活用語幹になります。
そして、活用形の後ろにつける 「活用語尾」 は決まっていて、
je -e
tu -es
il -e
nous -ions
vous -iez
ils -ent
となるので、rester の接続法現在の活用は、
je reste ジュ レスト
tu restes テュ レスト
il reste イル レスト
nous restions ヌ レスティオン
vous restiez ヴ レスティエ
ils restent イル レスト
...、なんか直説法現在形の活用と似てる...。
よく見ると、nous と vous のところは、直説法半過去形の活用と同じだ...。
そうなんです、そうなることもあるんです。
が、そうならないこともあります。
ですので、接続法現在形かどうかは動詞の形(活用形)だけでなく、その動詞がどういうパターンの中で使われているかも見なくてはダメなんです。
これから接続法現在形が出てきたらいちいち活用を確認すると面白いですね!
ということで、
Hollande veut que la Grèce reste ...
意味は、
オランドは、ギリシャが ... 留まることを望む
です。
最後に、
Hollande veut que la Grèce reste dans l’Euro
Euro はここでは、ユーロ圏のことです。
ですので、
Hollande veut que la Grèce reste dans l’Euro
オランドは、ギリシャがユーロ圏に留まることを望んでいる。
となります。
以下の記事では、もう少し詳しく接続法を解説しています。
→ 彼が私たちのところにやって来たのは 03