Mon travail a-t-il un sens?
France Culture の、現代における労働の価値についての記事から。
→ Les « jobs à la con » sont partout (et c’est à ça qu’on les reconnait…)
発音:
Mon travail a-t-il un sens?
モントラヴァーユ アティル アンサンス
語句:
mon travail : 私の仕事 (この文の主語)
a-t-il ~ : ~を持っているか
sens : 意味(男性名詞)
主語が名詞のときは、その名詞の代名詞を倒置させて疑問文を作ります。
今回は主語の mon travail の代名詞 il を使って a-t-il となります。
文の意味:
私の仕事は意味を持っているか
↓
私の仕事には意味があるのだろうか
2018-09-23
2018-08-17
「ソウルの女王」アレサ・フランクリン、死す
Aretha Franklin, la «reine de la soul» s'est éteinte
「ソウルの女王」、アレサ・フランクリンが亡くなりました。
RFIの記事の見出しからです。
→ Aretha Franklin, la «reine de la soul» s'est éteinte - Culture - RFI
発音は、
Aretha Franklin, la «reine de la soul» s'est éteinte
アレタ・フランクリン ラ レヌ ドゥ ラ ソル セテタント
です。
la «reine de la soul» は、冒頭の Aretha Franklin の言い換え(同格)です。
reine は「女王」(女性名詞)。
s'est éteinte は s'éteindre の複合過去形です。 この表現については前回の記事を見てください。
→ 炎の髪のアコーディオン奏者、息を引き取る (2018.8.11)
全体で、
Aretha Franklin, la «reine de la soul» s'est éteinte.
「ソウルの女王」アレサ・フランクリンが息を引き取った。
となります。
「ソウルの女王」、アレサ・フランクリンが亡くなりました。
RFIの記事の見出しからです。
→ Aretha Franklin, la «reine de la soul» s'est éteinte - Culture - RFI
発音は、
Aretha Franklin, la «reine de la soul» s'est éteinte
アレタ・フランクリン ラ レヌ ドゥ ラ ソル セテタント
です。
la «reine de la soul» は、冒頭の Aretha Franklin の言い換え(同格)です。
reine は「女王」(女性名詞)。
s'est éteinte は s'éteindre の複合過去形です。 この表現については前回の記事を見てください。
→ 炎の髪のアコーディオン奏者、息を引き取る (2018.8.11)
全体で、
Aretha Franklin, la «reine de la soul» s'est éteinte.
「ソウルの女王」アレサ・フランクリンが息を引き取った。
となります。
2018-08-11
炎の髪のアコーディオン奏者、息を引き取る
L'accordéoniste aux cheveux de feu s'est éteinte.
ニュース雑誌 Le Point のニュースから(2018.6.1)。
この記事のタイトルは
Yvette Horner, mort de la reine du bal
イヴェット オルネル モール ドゥ ラ レヌ デュ バル
です。
Yvette Horner (イヴェット・ホーナー)は、フランスのアコーディオン奏者。
mort はここでは名詞(女性名詞)で「死」。
※ mort という形はほかに、動詞 mourir の過去分詞も同じ形です。
reine は「女王」(女性名詞)、bal は「舞踏会」「ダンスパーティー」
なので、
Yvette Horner, mort de la reine du bal
とかになります。
さて、
L'accordéoniste aux cheveux de feu s'est éteinte.
ラコルデオニスト オ シュヴ ドゥ フ セテタント
はこの記事本文の最初の一文です。
accordéoniste は「アコーディオン奏者」。 男性も女性も同じ形です。
cheveux は男性名詞 cheveu 「髪の毛」の複数形。
feu は「火」「炎」、男性名詞。
aux は 〈前置詞 à + 定冠詞 les〉 です。
l'accordéoniste aux cheveux de feu で「炎の髪のアコーディオン奏者」っていう感じです。
この記事の写真を見ても髪の毛が真っ赤に燃えています!
aux cheveux de feu の前置詞 à はどういう役割なのか。
たとえば、
chambre à deux lits : ツインルーム
シャンブル ア ドゥ リ
café au lait : カフェオレ
で使われている à と同じで、「~を持った」「~の入った」という用法です。
動詞部分の s'est éteinte は、直説法複合過去になっています。
éteinte は動詞 éteindre(エタンドル)「消す」の過去分詞 éteint に e がついたもの。
éteindre は代名動詞 s'éteindre になると「消える」という意味になります。
また、主語が人とかだと「息絶える」、つまり「亡くなる」ということになります。
代名動詞の複合過去形では être が使われます。
「彼は息絶えた」だと、
Il s'est éteint.
となります。
主語が女性だと今回の例文のように、
Elle s'est éteinte.
全体で、
L'accordéoniste aux cheveux de feu s'est éteinte.
炎の髪のアコーディオン奏者、息を引き取る
です。
◆ 代名動詞の複合過去における過去分詞の性数一致
代名動詞の複合過去だと、過去分詞がいつでもその主語に性数一致する、というわけではありません。
その代名動詞の性格(構成)によって異なります。
代名動詞で使う代名詞 (s'éteindre の se とか)を「再帰代名詞」といいます。
「再帰」というのは、代名詞が「自分を~する」「自分に~する」というような意味になっているからです。
s'éteindre だと、「自分(se)を消す」→「消える」→「息を引き取る」とういうかんじです。
代名動詞 se laver だと、「自分を洗う」→「体を洗う」。
se lever だと「自分を起こす」→「起きる」。
se laver les mains だと「自分に手を洗う」→「手を洗う」。
そして、これらを主語を elle にして複合過去にすると、
Elle s'est lavée.
Elle s'est levée.
Elle s'est lavé les mains.
となり、Elle s'est lavé les mains. の場合だけ、lavé に e がつきません。
なぜか。
代名動詞の再帰代名詞が動詞の「直接目的語」になるときだけ、主語に性数一致します。
se laver les mains の場合だけ、動詞 laver の直接目的語は se ではなく les mains になっています。
う~ん...。
もっと詳しい説明が、
→ 【フランス語文法】代名動詞の用法と作り方を解説(性数一致や4つの用法・命令法・複合時制) | フラ勉-フランス語を勉強するサイト
→ 北鎌フランス語講座 - 文法編「助動詞」 - 北鎌フランス語講座 - 文法編
などにあります!
このブログ(「フランス語を学ぶ人」)だと、
→ これは失敬、どうも髪の毛が (2013.02.09)
に少しあります!
ニュース雑誌 Le Point のニュースから(2018.6.1)。
この記事のタイトルは
Yvette Horner, mort de la reine du bal
イヴェット オルネル モール ドゥ ラ レヌ デュ バル
です。
Yvette Horner (イヴェット・ホーナー)は、フランスのアコーディオン奏者。
mort はここでは名詞(女性名詞)で「死」。
※ mort という形はほかに、動詞 mourir の過去分詞も同じ形です。
reine は「女王」(女性名詞)、bal は「舞踏会」「ダンスパーティー」
なので、
Yvette Horner, mort de la reine du bal
は、
イヴェット・ホーナー、舞踏会の女王の死
とか、
イヴェット・ホーナー、ダンスパーティーのクイーンの死
とかになります。
さて、
L'accordéoniste aux cheveux de feu s'est éteinte.
ラコルデオニスト オ シュヴ ドゥ フ セテタント
はこの記事本文の最初の一文です。
accordéoniste は「アコーディオン奏者」。 男性も女性も同じ形です。
cheveux は男性名詞 cheveu 「髪の毛」の複数形。
feu は「火」「炎」、男性名詞。
aux は 〈前置詞 à + 定冠詞 les〉 です。
l'accordéoniste aux cheveux de feu で「炎の髪のアコーディオン奏者」っていう感じです。
この記事の写真を見ても髪の毛が真っ赤に燃えています!
aux cheveux de feu の前置詞 à はどういう役割なのか。
たとえば、
chambre à deux lits : ツインルーム
シャンブル ア ドゥ リ
café au lait : カフェオレ
で使われている à と同じで、「~を持った」「~の入った」という用法です。
動詞部分の s'est éteinte は、直説法複合過去になっています。
éteinte は動詞 éteindre(エタンドル)「消す」の過去分詞 éteint に e がついたもの。
éteindre は代名動詞 s'éteindre になると「消える」という意味になります。
また、主語が人とかだと「息絶える」、つまり「亡くなる」ということになります。
代名動詞の複合過去形では être が使われます。
「彼は息絶えた」だと、
Il s'est éteint.
となります。
主語が女性だと今回の例文のように、
Elle s'est éteinte.
となり、éteint に e が付きます。
つまり、過去分詞 éteint は主語に性数一致します。
全体で、
L'accordéoniste aux cheveux de feu s'est éteinte.
炎の髪のアコーディオン奏者、息を引き取る
です。
◆ 代名動詞の複合過去における過去分詞の性数一致
代名動詞の複合過去だと、過去分詞がいつでもその主語に性数一致する、というわけではありません。
その代名動詞の性格(構成)によって異なります。
代名動詞で使う代名詞 (s'éteindre の se とか)を「再帰代名詞」といいます。
「再帰」というのは、代名詞が「自分を~する」「自分に~する」というような意味になっているからです。
s'éteindre だと、「自分(se)を消す」→「消える」→「息を引き取る」とういうかんじです。
代名動詞 se laver だと、「自分を洗う」→「体を洗う」。
se lever だと「自分を起こす」→「起きる」。
se laver les mains だと「自分に手を洗う」→「手を洗う」。
そして、これらを主語を elle にして複合過去にすると、
Elle s'est lavée.
Elle s'est levée.
Elle s'est lavé les mains.
となり、Elle s'est lavé les mains. の場合だけ、lavé に e がつきません。
なぜか。
代名動詞の再帰代名詞が動詞の「直接目的語」になるときだけ、主語に性数一致します。
se laver les mains の場合だけ、動詞 laver の直接目的語は se ではなく les mains になっています。
う~ん...。
もっと詳しい説明が、
→ 【フランス語文法】代名動詞の用法と作り方を解説(性数一致や4つの用法・命令法・複合時制) | フラ勉-フランス語を勉強するサイト
→ 北鎌フランス語講座 - 文法編「助動詞」 - 北鎌フランス語講座 - 文法編
このブログ(「フランス語を学ぶ人」)だと、
→ これは失敬、どうも髪の毛が (2013.02.09)
に少しあります!
2018-08-07
ホイッスルの合図でワールドカップが始まった
Le début de la Coupe du monde a été sifflé.
[ France Culture, 2018.7.16]
ちょっと古いですが、France Culture (フランス キュルチュール)のニュースレターの一文。
※ France Culture は、文化・芸術・社会科学などを専門とするラジオチャンネルです。
→ France Culture
この文の発音をカタカナで書いてみます。
Le début de la Coupe du monde a été sifflé.
ルデビュ ドゥラクップデュモンド アエテシフレ
Coupe は大文字で始まっています。
ここでは(今年の)サッカー・ワールドカップの「カップ」です。
coupe は「カップ」(女性名詞)。
début は「初め・始まり」(男性名詞)。
a été の部分は 〈avoir + 過去分詞〉で複合過去。
été は être の過去分詞ですね。
そして、été sifflé で〈être + 過去分詞〉なので「受動態」(~される)です。
siffler は「口笛を吹く」、「笛(ホイッスル)で合図する」。
全体で、
ワールドカップの始まりが笛で合図された。
↓
ホイッスルの合図でワールドカップが始まった。
となります。
[ France Culture, 2018.7.16]
ちょっと古いですが、France Culture (フランス キュルチュール)のニュースレターの一文。
※ France Culture は、文化・芸術・社会科学などを専門とするラジオチャンネルです。
→ France Culture
この文の発音をカタカナで書いてみます。
Le début de la Coupe du monde a été sifflé.
ルデビュ ドゥラクップデュモンド アエテシフレ
Coupe は大文字で始まっています。
ここでは(今年の)サッカー・ワールドカップの「カップ」です。
coupe は「カップ」(女性名詞)。
début は「初め・始まり」(男性名詞)。
a été の部分は 〈avoir + 過去分詞〉で複合過去。
été は être の過去分詞ですね。
そして、été sifflé で〈être + 過去分詞〉なので「受動態」(~される)です。
siffler は「口笛を吹く」、「笛(ホイッスル)で合図する」。
全体で、
ワールドカップの始まりが笛で合図された。
↓
ホイッスルの合図でワールドカップが始まった。
となります。
2018-06-27
上級仏単語: rancard
上級仏単語
rancard
ランカール
品詞は名詞(男子名詞)。
意味は、「密告」と「密会」「デート」。
俗語です。
で綴り方が、
rancard
rencard
rancart
rencart
の4つほどあるみたいです...。
rancard
ランカール
品詞は名詞(男子名詞)。
意味は、「密告」と「密会」「デート」。
俗語です。
で綴り方が、
rancard
rencard
rancart
rencart
の4つほどあるみたいです...。
2018-06-26
ニュースの仏単語: épineux
いま、ヨーロッパ(地中海)で難民を乗せた船を受け入れてくれる国がなくて問題になっています。
そのことについての記事で、
cet épineux dossier
セッテピヌ ドシィエ
という表現がありました。
dossier は「書類」のことですが、ほかに(その書類で扱われている)「問題・事件・案件」という意味もあります。
épineux は女性名詞 épine(棘[とげ])の形容詞形なので、「とげがある」です。
そこから「やっかいな」という意味も出てきます。
ですので、
cet épineux dossier
は、
このやっかいな問題
ということになります。
※ épineux の女性形は épineuse です。
2018-05-18
叩くべきか叩かざるべきか
Syrie : frapper ou ne pas frapper, telle est la question
Le Point の 2018.4.13 の記事見出しです。
シリアが化学兵器を使ったことにたいする欧米首脳(マクロン、トランプ、テリーザ・メイ)の反応を述べた記事。
です。
frapper は「打つ」「叩く」「打撃を与える」という動詞の不定詞(原形)。
ne pas frapper の ne ... pas は否定ですが、不定詞を否定する場合はこのように〈ne pas 不定詞〉となります。
ここで、frapper が意味しているのは、シリアに対して攻撃を加える(かどうか)ということです。
ここまでで、
叩くのか、叩かないのか、
叩く、あるいは叩かない
とかです。
telle est la question の tel は形容詞(女性形 telle )で「そのような」という意味がありますが、今回のように動詞が être で、tel が文頭にくると、主語と倒置されて
tel est 主語...
となって、「以上が...だ」みたいな形になります。
つまり、 telle est la question は「以上が問題だ」。
frapper ou ne pas frapper, telle est la question で、「叩くか、叩かないか、それが問題だ」。
ここで思い出すのはシェイクスピア(1564-1616)の「ハムレット」(Hamlet)の台詞(せりふ)、
To be or not to be, that is the question.
です。
今回の見出しは、これをもじっているわけです。
元のシェイクスピアの文は、
「世に在る、在らぬ、それが疑問じゃ」(坪内逍遥、1909年)
「生か、死か、それが疑問だ」(福田恆存、1955年)
「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ」(小田島雄志、1972年)
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」(河合祥一郎、2003年)
とかいろいろに訳されているみたいです。
※ 参考にしたページ : To be or not to be, that is the question. | おもしろき こともなき世を おもしろく - 楽天ブログ
とにかく、frapper ou ne pas frapper, telle est la question は、
叩くか叩かないか、それが問題だ
ということでしょう。
シリアが化学兵器を使ったけども、それに対して攻撃をすべきかどうか迷っている欧米の指導者たちのことを言っているわけです。
まとめ:
Syrie : frapper ou ne pas frapper, telle est la question
シリア: 叩くべきか叩かざるべきか、そこが思案のしどころだ
Le Point の 2018.4.13 の記事見出しです。
シリアが化学兵器を使ったことにたいする欧米首脳(マクロン、トランプ、テリーザ・メイ)の反応を述べた記事。
見出しは、
Syrie : frapper ou ne pas frapper, telle est la question
シリ フラペ ウヌパフペ テレラケスチオォン
です。
frapper は「打つ」「叩く」「打撃を与える」という動詞の不定詞(原形)。
ne pas frapper の ne ... pas は否定ですが、不定詞を否定する場合はこのように〈ne pas 不定詞〉となります。
ここで、frapper が意味しているのは、シリアに対して攻撃を加える(かどうか)ということです。
ここまでで、
叩くのか、叩かないのか、
叩く、あるいは叩かない
とかです。
telle est la question の tel は形容詞(女性形 telle )で「そのような」という意味がありますが、今回のように動詞が être で、tel が文頭にくると、主語と倒置されて
tel est 主語...
となって、「以上が...だ」みたいな形になります。
つまり、 telle est la question は「以上が問題だ」。
frapper ou ne pas frapper, telle est la question で、「叩くか、叩かないか、それが問題だ」。
ここで思い出すのはシェイクスピア(1564-1616)の「ハムレット」(Hamlet)の台詞(せりふ)、
To be or not to be, that is the question.
です。
今回の見出しは、これをもじっているわけです。
元のシェイクスピアの文は、
「世に在る、在らぬ、それが疑問じゃ」(坪内逍遥、1909年)
「生か、死か、それが疑問だ」(福田恆存、1955年)
「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ」(小田島雄志、1972年)
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」(河合祥一郎、2003年)
とかいろいろに訳されているみたいです。
※ 参考にしたページ : To be or not to be, that is the question. | おもしろき こともなき世を おもしろく - 楽天ブログ
とにかく、frapper ou ne pas frapper, telle est la question は、
叩くか叩かないか、それが問題だ
ということでしょう。
シリアが化学兵器を使ったけども、それに対して攻撃をすべきかどうか迷っている欧米の指導者たちのことを言っているわけです。
まとめ:
Syrie : frapper ou ne pas frapper, telle est la question
シリア: 叩くべきか叩かざるべきか、そこが思案のしどころだ
2018-05-08
上級仏単語: acquitter
acquitter
アキテ
動詞です。
意味は、
無罪放免する
です。
※ 英語では acquit (アクィット)、でやはり「無罪にする」という意味です。
2018-05-06
200年前カール・マルクスが生まれた。
Karl Marx est né il y a 200 ans à Trèves, dans l’ouest de l’Allemagne.
きのう2018年5月5日はカール・マルクス生誕200周年。
マルクスの生地であるドイツのトリーアの記念行事で、6メートルの高さのマルクスの銅像の除幕式が行われたとのことです。
が、この銅像が物議を醸(かも)しているらしいです。
マルクスが、あの非人間的な「共産主義(国家)」を生み出した張本人だということと、その銅像が中国からの贈り物だということがその原因らしい。
で、今日の引用文は上記ページのリード文から、フランス語初級用、
Karl Marx est né il y a 200 ans à Trèves,
カルルマルクス エネ イリヤ ドゥサンザン アトレーヴ
dans l’ouest de l’Allemagne.
ダンルェスト ドゥ ラルマ―ニュ
です。
est né の né は動詞 naître(ネートゥル)「生まれる」の過去分詞形。
複合過去は〈avoir + 過去分詞〉が一般的ですが、一部の動詞(一部の自動詞)は〈être + 過去分詞〉になります。
naître もその仲間です。
※ どんな動詞が 〈être + 過去分詞〉になるかについては以下の記事を見てください。
→ どこに行ってたの?(Où es-tu allé?)
なので、 Karl Marx est né までで「カール・マルクスは生まれた」です。
つぎの il y a 200 ans ですが、il y a といえば「~がある」と存在を表す表現でしたが...。
ほかにも「(今から)...前に」という英語の ago と同じ意味もあります。
※ ago と違って il y a の後に「...」(期間あらわす表現)が来ます。
200 ans は deux cents ans 。
il y a 200 ans で「200年前に」。
Karl Marx est né il y a 200 ans à Trèves までで、「カール・マルクスは200年前にトリーアで生まれた」です。
Trèves はドイツの都市 Trier(トリーア)のフランス語名。
残りの dans l’ouest de l’Allemagne は、
ouest は「西」(英語の west)、男性名詞
Allemagne は「ドイツ」、女性名詞
以上で、
Karl Marx est né il y a 200 ans à Trèves, dans l’ouest de l’Allemagne.
カール・マルクスは、200年前、ドイツ西部のトリーアで生まれた。
です。
きのう2018年5月5日はカール・マルクス生誕200周年。
マルクスの生地であるドイツのトリーアの記念行事で、6メートルの高さのマルクスの銅像の除幕式が行われたとのことです。
が、この銅像が物議を醸(かも)しているらしいです。
マルクスが、あの非人間的な「共産主義(国家)」を生み出した張本人だということと、その銅像が中国からの贈り物だということがその原因らしい。
で、今日の引用文は上記ページのリード文から、フランス語初級用、
Karl Marx est né il y a 200 ans à Trèves,
カルルマルクス エネ イリヤ ドゥサンザン アトレーヴ
dans l’ouest de l’Allemagne.
ダンルェスト ドゥ ラルマ―ニュ
です。
est né の né は動詞 naître(ネートゥル)「生まれる」の過去分詞形。
複合過去は〈avoir + 過去分詞〉が一般的ですが、一部の動詞(一部の自動詞)は〈être + 過去分詞〉になります。
naître もその仲間です。
※ どんな動詞が 〈être + 過去分詞〉になるかについては以下の記事を見てください。
→ どこに行ってたの?(Où es-tu allé?)
なので、 Karl Marx est né までで「カール・マルクスは生まれた」です。
つぎの il y a 200 ans ですが、il y a といえば「~がある」と存在を表す表現でしたが...。
ほかにも「(今から)...前に」という英語の ago と同じ意味もあります。
※ ago と違って il y a の後に「...」(期間あらわす表現)が来ます。
200 ans は deux cents ans 。
il y a 200 ans で「200年前に」。
Karl Marx est né il y a 200 ans à Trèves までで、「カール・マルクスは200年前にトリーアで生まれた」です。
Trèves はドイツの都市 Trier(トリーア)のフランス語名。
残りの dans l’ouest de l’Allemagne は、
ouest は「西」(英語の west)、男性名詞
Allemagne は「ドイツ」、女性名詞
以上で、
Karl Marx est né il y a 200 ans à Trèves, dans l’ouest de l’Allemagne.
カール・マルクスは、200年前、ドイツ西部のトリーアで生まれた。
です。
2018-05-05
ぼくはよく子どもたちに怖がられた。それが悲しかったんだ。
"Souvent les enfants avaient peur de moi, ça me rendait triste."
(André le Géant)
1946年、フランスのグルノーブル(Grenoble)生まれ。
この記事の中で取り上げられている、アンドレ・ザ・ジャイアントの言葉、
Souvent les enfants avaient peur de moi, ça me rendait triste.
を見てみます。
souvent は副詞で「よく・しばしば」(英語の often)。
avaient は avoir の半過去形。
※ 半過去形の活用については 「チャンは...だろうか? その1」 を見てください。
peur は女性名詞で「恐れ」(英語の fear)です。
avoir peur de ~ で「~を恐れる、怖がる」。
moi は「私」です。
de は前置詞。前置詞の後に「私」とか「あなた」とか「彼」とか、つまり「人称代名詞」が来るときは「強勢形」になる、と習いました。
強勢形はそれぞれ、
je - moi (ムワ)
tu - toi (トゥワ)
il - lui (リュイ)
elle - elle (エル)
nous - nous (ヌー)
vous - vous (ヴー)
ils - eux (ウ)
elles - elles (エル)
となります。
前半は、
Souvent les enfants avaient peur de moi
よく、子どもたちが私を怖れました
です。
後半の ça me rendait triste の ça は、その場にあるモノや話題になっている事柄を示す「これ、それ、あれ」です。
rendait は動詞 rendre の半過去形。
rendre には〈rendre A B〉という形をとって「AをB(の状態)にする」という用法があります。
※ Bの箇所には形容詞が来ます。
たとえば、
Ça rend André le Géant heureux.
サ ラン アンドレ・ル・ジェアン ウル
だと、André le Géant が〈A〉で heureux が〈B〉なので
それはアンドレ・ル・ジェアンをハッピーにする。
です。
ça me rendait triste の場合は、〈A〉にあたるのは me なので、
それが私を悲しくさせていた
となります。
全部で、
Souvent les enfants avaient peur de moi, ça me rendait triste.
しばしば子どもたちが私を怖がった、それが私を悲しくさせた
↓
ぼくはよく子どもたちに怖がられた。それが悲しかったんだ。
(André le Géant)
スポーツ紙 L'Équipe (レキップ)のWebサイトの特集記事からです。
タイトルは、
La vie incroyable d'André le Géant
ラヴィ アンクロワィャーブル ダンドレ ル ジェアン
アンドレ・ル・ジェアンのおどろくべき一生
となっています。
André the Giant はフランス語では、André le Géant (アンドレ ル ジェアン)です。
日本でも大人気だった超巨漢プロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントの生涯。
タイトルは、
La vie incroyable d'André le Géant
ラヴィ アンクロワィャーブル ダンドレ ル ジェアン
アンドレ・ル・ジェアンのおどろくべき一生
となっています。
André the Giant はフランス語では、André le Géant (アンドレ ル ジェアン)です。
1946年、フランスのグルノーブル(Grenoble)生まれ。
この記事の中で取り上げられている、アンドレ・ザ・ジャイアントの言葉、
Souvent les enfants avaient peur de moi, ça me rendait triste.
を見てみます。
発音はこんな感じです。
Souvent les enfants avaient peur de moi,
スヴァン レザンファン アヴェプールドゥムワ
ça me rendait triste
サムランデ トゥリスト
souvent は副詞で「よく・しばしば」(英語の often)。
avaient は avoir の半過去形。
※ 半過去形の活用については 「チャンは...だろうか? その1」 を見てください。
peur は女性名詞で「恐れ」(英語の fear)です。
avoir peur de ~ で「~を恐れる、怖がる」。
moi は「私」です。
de は前置詞。前置詞の後に「私」とか「あなた」とか「彼」とか、つまり「人称代名詞」が来るときは「強勢形」になる、と習いました。
強勢形はそれぞれ、
je - moi (ムワ)
tu - toi (トゥワ)
il - lui (リュイ)
elle - elle (エル)
nous - nous (ヌー)
vous - vous (ヴー)
ils - eux (ウ)
elles - elles (エル)
となります。
前半は、
Souvent les enfants avaient peur de moi
よく、子どもたちが私を怖れました
です。
後半の ça me rendait triste の ça は、その場にあるモノや話題になっている事柄を示す「これ、それ、あれ」です。
rendait は動詞 rendre の半過去形。
※ rendre の直説法現在形の活用を確認しておきます。
je rends ジュラン
tu rends テュラン
il rend イルラン
nous rendons ヌランドン
vous rendez ヴランデ
ils rendent イルランド
je rends ジュラン
tu rends テュラン
il rend イルラン
nous rendons ヌランドン
vous rendez ヴランデ
ils rendent イルランド
rendre には〈rendre A B〉という形をとって「AをB(の状態)にする」という用法があります。
※ Bの箇所には形容詞が来ます。
たとえば、
Ça rend André le Géant heureux.
サ ラン アンドレ・ル・ジェアン ウル
だと、André le Géant が〈A〉で heureux が〈B〉なので
それはアンドレ・ル・ジェアンをハッピーにする。
です。
ça me rendait triste の場合は、〈A〉にあたるのは me なので、
それが私を悲しくさせていた
となります。
全部で、
Souvent les enfants avaient peur de moi, ça me rendait triste.
しばしば子どもたちが私を怖がった、それが私を悲しくさせた
↓
ぼくはよく子どもたちに怖がられた。それが悲しかったんだ。
2018-05-03
日本の学校のフランス語の卒業証書
友人の息子さんの調理の専門学校の卒業証書がフランス語なので何て書いてあるのか教えてくれ、と画像を送ってきたので見てみました。
次のように書いてあります。
以下、その友人の息子に送ったLINEのメッセージを名前のみ変えて再録。
次のように書いてあります。
Certificat
Ecole TSUJI Tokyo
certifie que
Monsieur Abc DEFGHI
a suivi les cours de Cuisine Française et Italienne pendant l'année scolaire 2017-2018
Tokyo, le 9 mars 2018
Yoshiki TSUJI
Président-Directeur Général
Ecole TSUJI Tokyo
certifie que
Monsieur Abc DEFGHI
a suivi les cours de Cuisine Française et Italienne pendant l'année scolaire 2017-2018
Tokyo, le 9 mars 2018
Yoshiki TSUJI
Président-Directeur Général
以下、その友人の息子に送ったLINEのメッセージを名前のみ変えて再録。
Certificat セルティフィカ 「証明書・資格証書」
école エコール 「学校」
ceritifie (セルティフィ)は 動詞 certifier(証明する) が活用したもの。 主語は Ecole TSUJI Tokyo。
certifie que の que はそのあとに「主語+動詞...」の組み合わせがくることを示す接続詞。「~ということを」。英語の that 。
Ecole TSUJI Tokyo certifie que... は英語だと Ecole TSUJI Tokyo certifies that ...
Monsieur Abc DEFGHI はつぎの a suivi の主語。
a suivi は「複合過去」。
suivi は動詞 suivre の過去分詞。 suivre は「ついていく」という意味だけど、「(授業を)受ける、(講義を)聞く」という意味もある。
a suivi は 「ア シュイヴィ」。
les cours de ...
「...の講義」。 cours は「講義」。単数形も s がつく。この場合は複数形だけど。 de は 英語の of。
Monsieur Abc DEFGHI a suivi les cours de Cuisine Française et Italienne で 「Abc DEFGHI氏がフランスとイタリア料理の講義を受けた」。
cuisine (キュイズィーヌ)は女性名詞なので、Français (フランセ) と Italien(イタリアン)という形容詞が女性形になって Française (フランセーズ)、 Italienne (イタリエンヌ)となる。
pendant (パンダン)は「~の間」。英語の during (前置詞)。
l'année scolaire (ラネスコレール)。 année は 「年」、scolaire は「学校の」という形容詞。l'année scolaire で「学校の年」つまり「学年」とか「年度」。
l'année scolaire の l’ は定冠詞 la。 le じゃなくて la なのは année が女性名詞だから。
2017-2018 は deux mille dix-sept à deux mille dix-huit
deux mille dix-sept(ドゥ ミル ディセット)à(ア)deux mille dix-huit(ドゥ ミル ディズュィット)
à は「~へ」「~まで」という前置詞。英語の to 。
Tokyo, le 9 mars 2018 「トキョ ル ヌフ マルス ドゥミルディズュイット」。
mars は 3月。
Président-Directeur Général (プレズィダン ディレクトゥール ジェネラル)は「社長」。
président だけだと「大統領」「議長」「会長」(男性名詞)とか。directeur はディレクター、「校長」とか「部長」とか。général は形容詞で「一般的な」「全体の」だけど、この場合だと「統括の」。
以上、卒業証書の文の解説。
全体の訳は、
証書
エコール 辻 東京は、Abc DEFGHI氏が2017年-2018年度においてフランスおよびイタリア料理の講座を受講したことを証する。
2018年3月9日 東京
校長 辻芳樹
école エコール 「学校」
ceritifie (セルティフィ)は 動詞 certifier(証明する) が活用したもの。 主語は Ecole TSUJI Tokyo。
certifie que の que はそのあとに「主語+動詞...」の組み合わせがくることを示す接続詞。「~ということを」。英語の that 。
Ecole TSUJI Tokyo certifie que... は英語だと Ecole TSUJI Tokyo certifies that ...
Monsieur Abc DEFGHI はつぎの a suivi の主語。
a suivi は「複合過去」。
suivi は動詞 suivre の過去分詞。 suivre は「ついていく」という意味だけど、「(授業を)受ける、(講義を)聞く」という意味もある。
a suivi は 「ア シュイヴィ」。
les cours de ...
「...の講義」。 cours は「講義」。単数形も s がつく。この場合は複数形だけど。 de は 英語の of。
Monsieur Abc DEFGHI a suivi les cours de Cuisine Française et Italienne で 「Abc DEFGHI氏がフランスとイタリア料理の講義を受けた」。
cuisine (キュイズィーヌ)は女性名詞なので、Français (フランセ) と Italien(イタリアン)という形容詞が女性形になって Française (フランセーズ)、 Italienne (イタリエンヌ)となる。
pendant (パンダン)は「~の間」。英語の during (前置詞)。
l'année scolaire (ラネスコレール)。 année は 「年」、scolaire は「学校の」という形容詞。l'année scolaire で「学校の年」つまり「学年」とか「年度」。
l'année scolaire の l’ は定冠詞 la。 le じゃなくて la なのは année が女性名詞だから。
2017-2018 は deux mille dix-sept à deux mille dix-huit
deux mille dix-sept(ドゥ ミル ディセット)à(ア)deux mille dix-huit(ドゥ ミル ディズュィット)
à は「~へ」「~まで」という前置詞。英語の to 。
Tokyo, le 9 mars 2018 「トキョ ル ヌフ マルス ドゥミルディズュイット」。
mars は 3月。
Président-Directeur Général (プレズィダン ディレクトゥール ジェネラル)は「社長」。
président だけだと「大統領」「議長」「会長」(男性名詞)とか。directeur はディレクター、「校長」とか「部長」とか。général は形容詞で「一般的な」「全体の」だけど、この場合だと「統括の」。
以上、卒業証書の文の解説。
全体の訳は、
証書
エコール 辻 東京は、Abc DEFGHI氏が2017年-2018年度においてフランスおよびイタリア料理の講座を受講したことを証する。
2018年3月9日 東京
校長 辻芳樹
2018-05-02
ロボットが人間を殺傷するなんて考えられない
Il n'y a pas de raison de croire qu'on se fera détruire par nos robots
ドアを空けて仲間を通してやる四足歩行のロボット(開発: ボストン・ダイナミクス社Boston Dynamics)に関連したインタビュー記事(RFI, 2018/02/16)。
その記事の見出しです。
[発音]
Il n'y a pas de raison de croire
イルニァパドゥレゾンドゥクロワール
qu'on se fera détruire par nos robots
コンスフラデトリュィール パルノロボ
[文の意味]
il n'y a pas は il y a の否定なので「~がない」となります。
raison がないと言っていますが、この場合は raison (女性名詞)の持つ次のような意味のうちのどれに当たるでしょうか。
・理由
・理性
・理屈
・比率
あと、raison の前の de は何でしょうか。
前置詞の de ?
de には、
「直接目的語につく不定冠詞(un, une, des)や部分冠詞(du, dela)は否定文で de になる」
という文法規則の de (冠詞の de)もあります。
たとえば、
→ 名詞・冠詞 - 北鎌フランス語講座 - 文法編
さんや、
→ フランス語 文法 否定のde:カード
さんがきちんと解説してくれています。
つづいて、Il n'y a pas de raison de croire までで、
...と思う(信じる)理由はない
という感じでしょう。
croire (信じる・思う)の内容は、
qu'on se fera détruire par nos robots
で示されています。
この場合の que は、つぎに〈主語+動詞...〉からなる「節」がくる印です。
※ 節…文の中に組み込まれた〈主語+動詞...〉からなる部分。
この節の単語は、
on : 人は
se fera ... : ~されるだろう
détruire : 破壊する・絶滅させる
par : ~によって
nos robots : われわれのロボット
となります。
fera は faire の直説法単純未来形ですね。
活用を確認しておきましょう。
je ferai ジュフレ
tu feras テュフラ
il fera イルフラ
nous ferons ヌフロン
vous ferez ヴフレ
ils feront イルフロン
※ ferai を「フェレ]と読まないように注意!
→ 単純未来形が出てくる記事
そして 〈se faire + 不定詞(動詞の原形)〉で「~される」という受け身の意味になります。
[訳文例]
Il n'y a pas de raison de croire qu'on se fera détruire par nos robots.
われわれのロボットによって人が絶滅させられると信じる理由はない。
↓
われわれの作るロボットが人間を殺傷してしまうなんてことは考えられない。
ドアを空けて仲間を通してやる四足歩行のロボット(開発: ボストン・ダイナミクス社Boston Dynamics)に関連したインタビュー記事(RFI, 2018/02/16)。
その記事の見出しです。
[発音]
Il n'y a pas de raison de croire
イルニァパドゥレゾンドゥクロワール
qu'on se fera détruire par nos robots
コンスフラデトリュィール パルノロボ
[文の意味]
il n'y a pas は il y a の否定なので「~がない」となります。
raison がないと言っていますが、この場合は raison (女性名詞)の持つ次のような意味のうちのどれに当たるでしょうか。
・理由
・理性
・理屈
・比率
あと、raison の前の de は何でしょうか。
前置詞の de ?
de には、
「直接目的語につく不定冠詞(un, une, des)や部分冠詞(du, dela)は否定文で de になる」
という文法規則の de (冠詞の de)もあります。
たとえば、
→ 名詞・冠詞 - 北鎌フランス語講座 - 文法編
さんや、
→ フランス語 文法 否定のde:カード
さんがきちんと解説してくれています。
つづいて、Il n'y a pas de raison de croire までで、
...と思う(信じる)理由はない
という感じでしょう。
croire (信じる・思う)の内容は、
qu'on se fera détruire par nos robots
で示されています。
この場合の que は、つぎに〈主語+動詞...〉からなる「節」がくる印です。
※ 節…文の中に組み込まれた〈主語+動詞...〉からなる部分。
この節の単語は、
on : 人は
se fera ... : ~されるだろう
détruire : 破壊する・絶滅させる
par : ~によって
nos robots : われわれのロボット
となります。
fera は faire の直説法単純未来形ですね。
活用を確認しておきましょう。
je ferai ジュフレ
tu feras テュフラ
il fera イルフラ
nous ferons ヌフロン
vous ferez ヴフレ
ils feront イルフロン
※ ferai を「フェレ]と読まないように注意!
→ 単純未来形が出てくる記事
そして 〈se faire + 不定詞(動詞の原形)〉で「~される」という受け身の意味になります。
[訳文例]
Il n'y a pas de raison de croire qu'on se fera détruire par nos robots.
われわれのロボットによって人が絶滅させられると信じる理由はない。
↓
われわれの作るロボットが人間を殺傷してしまうなんてことは考えられない。
ラベル:
ニュースのフランス語,
フランス語中級,
ロボット,
単純未来,
否定のde
2018-05-01
韓国大統領の穏健主義を支持
Les Sud-Coréens plébiscitent le pacifisme de leur président
4月27日の、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン, Kim Jong-un )朝鮮労働党委員長と、韓国の文在寅(ムン・ジェイン, Moon Jae-in)大統領との南北首脳会談を伝えるル・モンド紙の記事の見出しから。
→ Les Sud-Coréens plébiscitent le pacifisme de leur président (Le Monde.fr)
発音の確認:
Les Sud-Coréens plébiscitent
レシュドゥコレアン プレビシィット
le pacifisme de leur président
ルパシィフィスム ドゥレールプレジダン
つぎに単語と文の意味を確認しましょう。
sud は「南」(男性名詞)。
Coréen は「朝鮮人」「韓国人」。
les Sud-Coréens で「南朝鮮の人たち」「韓国の人々」。
plébisciter は「国民投票で選ぶ」という意味の動詞。
plébiscite は名詞だと「国民投票」「住民投票」です(男性名詞)。
→ 上級仏単語: plébiscite
そこから「圧倒的多数で選ぶ」「支持・承認する」という意味にもなります。
ここでは 「彼らの大統領の pacifisme 」が plébisciter の目的語です。
pacifisme は「平和主義」「穏健主義」(男性名詞)。
以上から、
Les Sud-Coréens plébiscitent le pacifisme de leur président
韓国の人々は、自分たちの大統領の穏健主義を支持する。
↓
韓国国民、大統領の穏健主義を指示
というかんじになります。
4月27日の、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン, Kim Jong-un )朝鮮労働党委員長と、韓国の文在寅(ムン・ジェイン, Moon Jae-in)大統領との南北首脳会談を伝えるル・モンド紙の記事の見出しから。
→ Les Sud-Coréens plébiscitent le pacifisme de leur président (Le Monde.fr)
発音の確認:
Les Sud-Coréens plébiscitent
レシュドゥコレアン プレビシィット
le pacifisme de leur président
ルパシィフィスム ドゥレールプレジダン
つぎに単語と文の意味を確認しましょう。
sud は「南」(男性名詞)。
Coréen は「朝鮮人」「韓国人」。
les Sud-Coréens で「南朝鮮の人たち」「韓国の人々」。
plébisciter は「国民投票で選ぶ」という意味の動詞。
plébiscite は名詞だと「国民投票」「住民投票」です(男性名詞)。
→ 上級仏単語: plébiscite
そこから「圧倒的多数で選ぶ」「支持・承認する」という意味にもなります。
ここでは 「彼らの大統領の pacifisme 」が plébisciter の目的語です。
pacifisme は「平和主義」「穏健主義」(男性名詞)。
以上から、
Les Sud-Coréens plébiscitent le pacifisme de leur président
韓国の人々は、自分たちの大統領の穏健主義を支持する。
↓
韓国国民、大統領の穏健主義を指示
というかんじになります。
2018-04-25
巷のフランス語: 東京ヴァンテアンクルーズ
東海汽船の「東京ヴァンテアンクルーズ」。
→ 東京ヴァンテアンクルーズ Webサイト
ヴァンテアン は vingt et un 、つまり 21 です。
→ Farvo で vingt et un のネイティブの発音を聞く。
21世紀のクルーズっていうことでしょうか。
機会があったら乗ってみたい...。
→ 東京ヴァンテアンクルーズ Webサイト
ヴァンテアン は vingt et un 、つまり 21 です。
→ Farvo で vingt et un のネイティブの発音を聞く。
21世紀のクルーズっていうことでしょうか。
機会があったら乗ってみたい...。
2018-04-24
上級仏単語: mijoter
mijoter
発音は 「 ミジョテ 」。
→ Farvo で発音を確認
品詞は動詞。
意味は、「とろ火で煮込む」という料理の意味が元で、そこから、陰謀とかを「ひそかに準備する」という意味があります。
発音は 「 ミジョテ 」。
→ Farvo で発音を確認
品詞は動詞。
意味は、「とろ火で煮込む」という料理の意味が元で、そこから、陰謀とかを「ひそかに準備する」という意味があります。
2018-04-19
国民戦線の名称変更は理にかなってる?
Le Front national a-t-il raison de changer de nom ?
日刊紙 ル・フィガロ (Le Figaro) の 2018.3.11 のアンケートの質問からです。
発音は、
Le Front national a-t-il raison
ルフロンナショナル アティルレゾン
de changer de nom ?
ドゥシャンジェ ドゥノン
というかんじです。
Front national は日本語で「国民戦線」と訳されています。
front は男性名詞で、「(人や動物の)額(ひたい)」、「(建物の)正面」のほか、「(戦争の)戦線、前線(ぜんせん)」といういみがあります。
英語の front (フロント)と同じ単語です。
national は「国の、国民の」という形容詞。
国民戦線はマリーヌ・ル・ペン(Marine Le Pen 女性)が党首のフランスの極右政党です。
そのル・ペン党首が3月上旬に党のイメージ改善のため党名変更の方針を発表しました。
→ 仏極右が党名変更 人種差別イメージ払拭 「国民連合」へ
(日経新聞 2018/3/12)
このアンケートは、読者にこの党名変更について聞いています。
a-t-il のところは疑問になっています。 a-t-il の il は名詞の Le Front national を受けています。
文の主語が je とか il とか elle とかのいわゆる人称代名詞ではない場合は、主語と動詞をひっくり返して (倒置させて) 疑問文を作るとき、 その主語の人称代名詞を使って倒置させます。
→ 倒置疑問文についての他の記事
最後の raison は「理由」「理性」「道理」「比率」などいろいろ意味があります (女性名詞)。
※ 対応する英語は reason (リーズン)でしょう。
が、動詞 avoir といっしょになって< avoir raison > という句になると、「正しい」という意味になります。
※ 「間違っている」は < avoir tort > です。
さらに < avoir raison de + 不定詞 > だと、「~するのはもっともだ、~するのも道理だ、~するのは正しい」などとなります。
つまり、「Le Front national a-t-il raison de ~ ? 」で、「国民戦線が~するのはただしいのか」、です。
changer de nom は「名前を変える」。
※ 「電車を乗り換える」は、 changer de train 。
以上から、
Le Front national a-t-il raison de changer de nom ?
国民戦線が名称を変えるのは正しいのか?
となります。
日刊紙 ル・フィガロ (Le Figaro) の 2018.3.11 のアンケートの質問からです。
→ 元のページ
発音は、
Le Front national a-t-il raison
ルフロンナショナル アティルレゾン
de changer de nom ?
ドゥシャンジェ ドゥノン
というかんじです。
Front national は日本語で「国民戦線」と訳されています。
front は男性名詞で、「(人や動物の)額(ひたい)」、「(建物の)正面」のほか、「(戦争の)戦線、前線(ぜんせん)」といういみがあります。
英語の front (フロント)と同じ単語です。
national は「国の、国民の」という形容詞。
国民戦線はマリーヌ・ル・ペン(Marine Le Pen 女性)が党首のフランスの極右政党です。
そのル・ペン党首が3月上旬に党のイメージ改善のため党名変更の方針を発表しました。
→ 仏極右が党名変更 人種差別イメージ払拭 「国民連合」へ
(日経新聞 2018/3/12)
このアンケートは、読者にこの党名変更について聞いています。
a-t-il のところは疑問になっています。 a-t-il の il は名詞の Le Front national を受けています。
文の主語が je とか il とか elle とかのいわゆる人称代名詞ではない場合は、主語と動詞をひっくり返して (倒置させて) 疑問文を作るとき、 その主語の人称代名詞を使って倒置させます。
→ 倒置疑問文についての他の記事
最後の raison は「理由」「理性」「道理」「比率」などいろいろ意味があります (女性名詞)。
※ 対応する英語は reason (リーズン)でしょう。
が、動詞 avoir といっしょになって< avoir raison > という句になると、「正しい」という意味になります。
※ 「間違っている」は < avoir tort > です。
さらに < avoir raison de + 不定詞 > だと、「~するのはもっともだ、~するのも道理だ、~するのは正しい」などとなります。
つまり、「Le Front national a-t-il raison de ~ ? 」で、「国民戦線が~するのはただしいのか」、です。
changer de nom は「名前を変える」。
※ 「電車を乗り換える」は、 changer de train 。
以上から、
Le Front national a-t-il raison de changer de nom ?
国民戦線が名称を変えるのは正しいのか?
となります。
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