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2015-11-16

沢田研二: 世界の果てから

MON AMOUR JE VIENS DU BOUT DU MONDE



この人 ↑ は、沢田研二、愛称 ジュリー という人です。

最近知ったのですが、かつてフランスでレコードをリリースしていました!

なかりヒットしたらしいです。

日本でも全盛期のころ、1975年です。


タイトルは、

    MON AMOUR JE VIENS DU BOUT DU MONDE

    モナムール ジュ ヴィェン デュ ブ デュ モンド




最初の mon amour の amour は 「愛」 の他に 「愛する人」 という意味もあるので、「私の愛する人」 ということになりますが、この場合は呼びかけです。

訳せば、

    ぼくの愛する人よ

ですが、呼びかけなので、

    ねぇ

とか、

    あなた

とか、

    お前

とかのほうがよいかもしれません。


je viens の viens は動詞 venir の直説法現在形なので、

    私は来る、私は来ている

du bout の bout は男性名詞で 「端、終わり、果て」 で、

    le bout du monde

だと、

    世界の果て

ですね。

    ※ du monde の du は 〈 前置詞 de + 定冠詞 le 〉 の縮約形です。


では、du bout du monde の最初の du は何かというとやっぱり

    〈 前置詞 de + 定冠詞 le 〉 の縮約形

ですが、この場合の de の意味は 「~の」 ではなく、

    ~から

と取るのがよいです。

つまり、

    je viens du bout du monde

で、

    私は世界の果てから来ている

です。


ですので、

    Mon amour, je viens du bout du monde.

    ねぇ、ぼくは世界の果てから来たんだよ

という感じでしょうか。