この人 ↑ は、沢田研二、愛称 ジュリー という人です。
最近知ったのですが、かつてフランスでレコードをリリースしていました!
なかりヒットしたらしいです。
日本でも全盛期のころ、1975年です。
タイトルは、
MON AMOUR JE VIENS DU BOUT DU MONDE
モナムール ジュ ヴィェン デュ ブ デュ モンド
。
最初の mon amour の amour は 「愛」 の他に 「愛する人」 という意味もあるので、「私の愛する人」 ということになりますが、この場合は呼びかけです。
訳せば、
ぼくの愛する人よ
ですが、呼びかけなので、
ねぇ
とか、
あなた
とか、
お前
とかのほうがよいかもしれません。
je viens の viens は動詞 venir の直説法現在形なので、
私は来る、私は来ている
du bout の bout は男性名詞で 「端、終わり、果て」 で、
le bout du monde
だと、
世界の果て
ですね。
※ du monde の du は 〈 前置詞 de + 定冠詞 le 〉 の縮約形です。
では、du bout du monde の最初の du は何かというとやっぱり
〈 前置詞 de + 定冠詞 le 〉 の縮約形
ですが、この場合の de の意味は 「~の」 ではなく、
~から
と取るのがよいです。
つまり、
je viens du bout du monde
で、
私は世界の果てから来ている
です。
ですので、
Mon amour, je viens du bout du monde.
ねぇ、ぼくは世界の果てから来たんだよ
という感じでしょうか。