上級仏単語です。
今日の単語は、
hébétude
発音は、
エベチュッド
で、語頭の h (アッシュ)は、
無音の h
です。
品詞は、
女性名詞
で、意味は、
もうろう(朦朧)状態、茫然自失
です。
2015-04-06
2015-04-04
上級仏単語: octroyer
上級フランス語単語です。
「上級」 というのは、フランス語の基本単語集などに載っていない単語で、新聞や雑誌の記事などでよく見かける語、といった意味です。
今日の上級仏単語は、
octroyer
です。
発音は、
オクトロワイェ
で、動詞です。
意味:
(恩恵として)与える, 授与する, 授ける
です。
「上級」 というのは、フランス語の基本単語集などに載っていない単語で、新聞や雑誌の記事などでよく見かける語、といった意味です。
今日の上級仏単語は、
octroyer
です。
発音は、
オクトロワイェ
で、動詞です。
意味:
(恩恵として)与える, 授与する, 授ける
です。
1844年10月の午後3時ころ 3
[フランス語中級]
Balzac, "Le cousin Pons 冒頭の第三回目です。
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844, un homme âgé d'une soixantaine d'années, mais à qui tout le monde eût donné plus que cet âge, allait le long du boulevard des Italiens, le nez à la piste, les lèvres papelardes, comme un négociant qui vient de conclure une excellente affaire, ou comme un garçon content de lui-même au sortir d'un boudoir.
→ 第一回目
→ 第二回目
前回までで、
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844, un homme âgé d'une soixantaine d'années, mais à qui
までやりました。
だいたいの意味は、
時は午後三時ころのこと、1844年の10月の月、60かそこらの男が...
という感じでした。
さて、関係代名詞 à qui はとりあえず、
その男に....
という意味にとっておきましょう。
à qui のあとに続くのは、
mais à qui tout le monde eût donné plus que cet âge,
メ ア キ トゥルモンド イ ドネ プリュ ク セッタァジュ
※ eût の発音をカタカナで 「イ」 と書きましたが、発音記号だと [y] です。
アルファベットの u の発音と同じで、唇を突き出して「イ」 を発音するつもりで音をだすと、[y] の音が出ます。
à qui は関係代名詞で 「その人に(とって)(対して)...」 となるので (=前置詞があるので) 、関係代名詞に続く文 (関係代名詞節) では主語になりません。
ということは à qui の後には主語になる語が来るのではないかと予想されます。
つまり、続く
tout le monde
は、主語になると考えて、
みんなは(が)....
としておきます。
問題は、その次の
eût donné
です。
donné は donner の過去分詞でいいとして、eût は何でしょうか?
動詞 avoir の直説法単純過去形ではないかと思った人がいるかもしれません。
確認してみましょう。 avoir の直説法単純過去形の活用は、
j'eus
tu eus
il eut
nous eûmes
vous eûtes
ils eurent
です。
※ カタカナでの発音は、
ジィ
テュ イ
イリィ
ヌゥズィム
ヴゥズィット
イルズィール
となります。
いま主語は tout le monde (すべての人、皆)で、tout le monde が主語のときは動詞は三人称単数になります。
そうすると avoir の直説法単純過去の場合は、
il eut
となっているので、今回の、
tout le monde eût donné
の eût とは微妙に違います。
では、この
eût
は、何でしょうか?
avoir の活用じゃないのかもしれないですが、avoir の直説法単純過去の il eut の eut とほぼ同じなのでやっぱり、avoir が活用したもののような気がします。
辞書で調べてましょう。
今回は、オンラインの辞書で、辞書で有名な Larousse(ラルース) 社のサイトを利用してみます。
まず、Dictionnaire français - Dictionnaires Larousse français monolingue et bilingues en ligne にアクセスします。
→ http://www.larousse.fr/dictionnaires/francais
こんな感じのページです。
ページ上部の入力欄に eût を入力して検索します。
※ eût の真ん中の û がうまく入力できないという人は、今見ているこのページからコピペしてください。
検索結果は、avoir のページが表示されました。
ということは、やはり eût は avoir の活用形のようです。
何の活用なのでしょうか (法と時制は何なのでしょうか)。
右の方にある 「活用」 (CONJUGAISON)ボタンを押してみます。
※ conjugaison は 「動詞の活用」 のことです。 (発音は コンジュゲゾン)。
最初に直説法の活用が一覧表示されました。
直説法は indicatif (アンディカティフ) です。
直説法の活用の一覧を見てみても eût は見当たりませんでした。
次に、indicatif の隣の subjonctif をクリックしてみます。
subjonctif (シュブジョンクティフ) は 「接続法」 です。
普段あまり目にしない活用もあります。
が、よく見ると eût があります!
ここは imparfait (アンパルフェ) とあるので 「半過去」 です。
といっても直説法半過去ではなく、接続法半過去です。
やっと eût が avoir の接続法半過去だということがわかりました。
接続法半過去ってどういうときに使うのでしょうか。
とりあえず文に戻ってみると、
tout le monde eût donné
となっていました。
形としては、
avoirの接続法半過去形 + 動詞の過去分詞
となっています。
この形は、
接続法大過去
と呼ばれます。
接続法大過去とは何か。
なぜここで接続法大過去が使われているのか。
続きます....。
Balzac, "Le cousin Pons 冒頭の第三回目です。
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844, un homme âgé d'une soixantaine d'années, mais à qui tout le monde eût donné plus que cet âge, allait le long du boulevard des Italiens, le nez à la piste, les lèvres papelardes, comme un négociant qui vient de conclure une excellente affaire, ou comme un garçon content de lui-même au sortir d'un boudoir.
→ 第一回目
→ 第二回目
前回までで、
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844, un homme âgé d'une soixantaine d'années, mais à qui
までやりました。
だいたいの意味は、
時は午後三時ころのこと、1844年の10月の月、60かそこらの男が...
という感じでした。
さて、関係代名詞 à qui はとりあえず、
その男に....
という意味にとっておきましょう。
à qui のあとに続くのは、
mais à qui tout le monde eût donné plus que cet âge,
メ ア キ トゥルモンド イ ドネ プリュ ク セッタァジュ
※ eût の発音をカタカナで 「イ」 と書きましたが、発音記号だと [y] です。
アルファベットの u の発音と同じで、唇を突き出して「イ」 を発音するつもりで音をだすと、[y] の音が出ます。
à qui は関係代名詞で 「その人に(とって)(対して)...」 となるので (=前置詞があるので) 、関係代名詞に続く文 (関係代名詞節) では主語になりません。
ということは à qui の後には主語になる語が来るのではないかと予想されます。
つまり、続く
tout le monde
は、主語になると考えて、
みんなは(が)....
としておきます。
問題は、その次の
eût donné
です。
donné は donner の過去分詞でいいとして、eût は何でしょうか?
動詞 avoir の直説法単純過去形ではないかと思った人がいるかもしれません。
確認してみましょう。 avoir の直説法単純過去形の活用は、
j'eus
tu eus
il eut
nous eûmes
vous eûtes
ils eurent
です。
※ カタカナでの発音は、
ジィ
テュ イ
イリィ
ヌゥズィム
ヴゥズィット
イルズィール
となります。
いま主語は tout le monde (すべての人、皆)で、tout le monde が主語のときは動詞は三人称単数になります。
そうすると avoir の直説法単純過去の場合は、
il eut
となっているので、今回の、
tout le monde eût donné
の eût とは微妙に違います。
では、この
eût
は、何でしょうか?
avoir の活用じゃないのかもしれないですが、avoir の直説法単純過去の il eut の eut とほぼ同じなのでやっぱり、avoir が活用したもののような気がします。
辞書で調べてましょう。
今回は、オンラインの辞書で、辞書で有名な Larousse(ラルース) 社のサイトを利用してみます。
まず、Dictionnaire français - Dictionnaires Larousse français monolingue et bilingues en ligne にアクセスします。
→ http://www.larousse.fr/dictionnaires/francais
こんな感じのページです。
ページ上部の入力欄に eût を入力して検索します。
※ eût の真ん中の û がうまく入力できないという人は、今見ているこのページからコピペしてください。
検索結果は、avoir のページが表示されました。
ということは、やはり eût は avoir の活用形のようです。
何の活用なのでしょうか (法と時制は何なのでしょうか)。
右の方にある 「活用」 (CONJUGAISON)ボタンを押してみます。
※ conjugaison は 「動詞の活用」 のことです。 (発音は コンジュゲゾン)。
最初に直説法の活用が一覧表示されました。
直説法は indicatif (アンディカティフ) です。
直説法の活用の一覧を見てみても eût は見当たりませんでした。
次に、indicatif の隣の subjonctif をクリックしてみます。
subjonctif (シュブジョンクティフ) は 「接続法」 です。
普段あまり目にしない活用もあります。
が、よく見ると eût があります!
ここは imparfait (アンパルフェ) とあるので 「半過去」 です。
といっても直説法半過去ではなく、接続法半過去です。
やっと eût が avoir の接続法半過去だということがわかりました。
接続法半過去ってどういうときに使うのでしょうか。
とりあえず文に戻ってみると、
tout le monde eût donné
形としては、
avoirの接続法半過去形 + 動詞の過去分詞
となっています。
この形は、
接続法大過去
と呼ばれます。
接続法大過去とは何か。
なぜここで接続法大過去が使われているのか。
続きます....。
2015-04-03
上級仏単語: martial
軍事政権下のタイで、昨年5月から続いていた戒厳令が解除されました。
戒厳令はフランス語で、
loi martiale
といいます。
martial (マルシアル)は形容詞で、
軍の、戦争の
という意味があります。
英語では戒厳令は、
martial law (マーシャル ロー)
といい、フランス語も英語も martial という形容詞を使っています。
この martial という語は、ローマの軍神、
Mars (マルス、英語読みでは マーズ)
から由来しています。
太陽系の惑星の火星がやはりフランス語・英語ともに
Mars
ですが、これも同じ語源からです。
戒厳令はフランス語で、
loi martiale
といいます。
martial (マルシアル)は形容詞で、
軍の、戦争の
という意味があります。
英語では戒厳令は、
martial law (マーシャル ロー)
といい、フランス語も英語も martial という形容詞を使っています。
この martial という語は、ローマの軍神、
Mars (マルス、英語読みでは マーズ)
から由来しています。
太陽系の惑星の火星がやはりフランス語・英語ともに
Mars
ですが、これも同じ語源からです。
2015-04-01
上級仏単語: fraude
本日の単語は、
fraude
です。
発音は、
フロォド
女性名詞です。
意味は、
詐欺、不正行為
です。
たとえば、
選挙違反
は、
fraude électorale
フロォド エレクトラァル
脱税は、
fraude fiscale
フロォド フィスカァル
となります。
fraude
です。
発音は、
フロォド
女性名詞です。
意味は、
詐欺、不正行為
です。
たとえば、
選挙違反
は、
fraude électorale
フロォド エレクトラァル
脱税は、
fraude fiscale
フロォド フィスカァル
となります。
ミラボー橋の下
Sous le pont Mirabeau coule la Seine
[フランス語初級]
今日は有名な詩の一節 (冒頭) です。
発音ですが、マルク・ラヴォワーヌ (Marc Lavoine) という歌手が歌っていますので聞いてみてください (リンク先はYouTubeのビデオです)。 ビデオの13秒あたりからです。
カタカナで書くと、
Sous le pont Mirabeau
スゥ ル ポン ミラボォ
coule la Seine
クゥル ラ セェヌ
という感じです。
さて、最初の sous ですが、これは英語で言えば under に当たる前置詞です。
意味は 「~の下に/で」 です。
何の下かといういうと、
le pont Mirabeau
つまり、
ミラボー橋
の下です。
pont は男性名詞で 「橋」 です。
ミラボー橋は、パリのセーヌ川にかかっている橋で、セーヌ川をエッフェル塔よりちょっとだけ下ったところにあります。
さて、
Sous le pont Mirabeau
で、
ミラボー橋の下で(に)
となるので、また文の主語がありません。
次に来るのは、
coule
という語ですが、これは couler という動詞です。
couler の意味は、
流れる
です。
※ couler の直説法現在形の活用を確認しておくと、
je coule ジュ クゥル
tu coules テュ クゥル
il coule イル クゥル
nous coulons ヌゥ クゥロン
vous coulez ヴゥ クゥレ
ils coulent イル クゥル
です。
動詞 coule の主語はその後ろに来ています。
Sous le pont Mirabeau coule la Seine
この la Seine (セーヌ川) が、coule の主語になります。
したがって、この文の意味は、
ミラボー橋の下をセーヌ川が流れている
ミラボー橋の下、セーヌが流れる
となります。
疑問文じゃない普通の文 (肯定文) なのに、なぜ主語と動詞の語順が逆な の(倒置されているの) か。
「詩」 だからでしょうか?...
あと、文章の最後にピリオド (ポワン point ) はありません。
この詩の全文はググるといろいろ見つかります。
たとえば、
Le Pont Mirabeau, poème de Guillaume Apollinaire - poetica.fr
などにあります。
■ 作者
この詩の作者は、Guillaume Apollinaire (ギョーム・アポリネール / 1880-1918 ) という詩人です。
→ このブログのアポリネールの記事
こんな見栄えの人です。
■ 翻訳
この詩の翻訳は、「「ミラボー橋」アポリネール 堀口大学訳 他多数の訳 - とおいひのうた いまというひのうた」 というページにいくつか紹介されています。
書籍では、新潮文庫の 『アポリネール詩集 (新潮文庫)
』 (堀口大學 訳) などがあります。


[フランス語初級]
今日は有名な詩の一節 (冒頭) です。
発音ですが、マルク・ラヴォワーヌ (Marc Lavoine) という歌手が歌っていますので聞いてみてください (リンク先はYouTubeのビデオです)。 ビデオの13秒あたりからです。
カタカナで書くと、
Sous le pont Mirabeau
スゥ ル ポン ミラボォ
coule la Seine
という感じです。
さて、最初の sous ですが、これは英語で言えば under に当たる前置詞です。
意味は 「~の下に/で」 です。
何の下かといういうと、
le pont Mirabeau
つまり、
ミラボー橋
の下です。
pont は男性名詞で 「橋」 です。
ミラボー橋は、パリのセーヌ川にかかっている橋で、セーヌ川をエッフェル塔よりちょっとだけ下ったところにあります。
さて、
Sous le pont Mirabeau
で、
ミラボー橋の下で(に)
となるので、また文の主語がありません。
次に来るのは、
coule
という語ですが、これは couler という動詞です。
couler の意味は、
流れる
です。
※ couler の直説法現在形の活用を確認しておくと、
je coule ジュ クゥル
tu coules テュ クゥル
il coule イル クゥル
nous coulons ヌゥ クゥロン
vous coulez ヴゥ クゥレ
ils coulent イル クゥル
です。
動詞 coule の主語はその後ろに来ています。
Sous le pont Mirabeau coule la Seine
この la Seine (セーヌ川) が、coule の主語になります。
したがって、この文の意味は、
ミラボー橋の下をセーヌ川が流れている
ミラボー橋の下、セーヌが流れる
疑問文じゃない普通の文 (肯定文) なのに、なぜ主語と動詞の語順が逆な の(倒置されているの) か。
「詩」 だからでしょうか?...
あと、文章の最後にピリオド (ポワン point ) はありません。
この詩の全文はググるといろいろ見つかります。
たとえば、
Le Pont Mirabeau, poème de Guillaume Apollinaire - poetica.fr
などにあります。
■ 作者
この詩の作者は、Guillaume Apollinaire (ギョーム・アポリネール / 1880-1918 ) という詩人です。
→ このブログのアポリネールの記事
こんな見栄えの人です。
■ 翻訳
この詩の翻訳は、「「ミラボー橋」アポリネール 堀口大学訳 他多数の訳 - とおいひのうた いまというひのうた」 というページにいくつか紹介されています。
書籍では、新潮文庫の 『アポリネール詩集 (新潮文庫)
2015-03-28
上級仏単語: diffamation
上級仏単語です。
今日は、
diffamation
です。
発音は、
ディファマシオン
意味は、
中傷, 名誉毀損(めいよきそん)
です。
-tion で終わっているので
女性名詞
です!
今日は、
diffamation
です。
発音は、
ディファマシオン
意味は、
中傷, 名誉毀損(めいよきそん)
です。
-tion で終わっているので
女性名詞
です!
クラクションが軋んだ音を立てた
Quatre ou cinq klaxons grincèrent à la fois.
この文は、André Malraux, "La Condition humaine" (アンドレ・マルロー『人間の条件』 ) の 1ページ目に出てきます。
→ このブログでマルローの『人間の条件』 を扱った記事
→ André Malraux, "La Condition humaine" (amazon)
まず発音を確認。
Quatre ou cinq klaxons
カトゥル ウ サンク クラクソン
までで、
4つか5つのクラクションが軋んだ
↓
クラクションが4、5回、軋んだ音を立てた
ということになります。
最後に、
とありますが、fois は女性名詞で、
~回、~度
という回数を表しますが、à la fois は熟語で、
同時に、一度に
という意味でした。
ですので、
Quatre ou cinq klaxons grincèrent à la fois.
で、
4つか5つのクラクションが一度に軋んだ音を立てた。
↓
4、5台の車のクラクションが一斉に軋んだ音を立てた。
という感じになります。
この文は、小説冒頭で、Tchen という人物が夜、蚊帳が吊られたベッドに寝ている人物を刺し殺そうとして躊躇している場面に挿入されています。
この小説の書き出しについては、やはり、
→ このブログでマルローの『人間の条件』 を扱った記事
を見てください。
この文は、André Malraux, "La Condition humaine" (アンドレ・マルロー『人間の条件』 ) の 1ページ目に出てきます。
→ このブログでマルローの『人間の条件』 を扱った記事
→ André Malraux, "La Condition humaine" (amazon)
まず発音を確認。
Quatre ou cinq klaxons
カトゥル ウ サンク クラクソン
grincèrent à la fois
グランセール ア ラ フワ
文の最初が Quatre ou cinq、つまり、
4つか5つ(の)
で始まっていて、そのすぐ右隣りには、
kalaxons
とあるので
4つか5つのクラクソン (が)
ということになりそうです。
kalaxon は男性名詞で、
警笛、クラクション
のことです。
※ もともとは kalaxon はクラクションを製造していた会社(フランス)の会社名だということです。
グランセール ア ラ フワ
文の最初が Quatre ou cinq、つまり、
4つか5つ(の)
で始まっていて、そのすぐ右隣りには、
kalaxons
とあるので
4つか5つのクラクソン (が)
ということになりそうです。
kalaxon は男性名詞で、
警笛、クラクション
のことです。
※ もともとは kalaxon はクラクションを製造していた会社(フランス)の会社名だということです。
さて 「4つか5つ(の)クラクション」 がどうしたのか。
次に grincèrent という動詞が来ます。
動詞の活用の最後が -èrent となっているパターンはこれまでも何度か出てきています。
そうです、直説法単純過去形です。
→ 直説法単純過去形についての記事
grincèrent の不定詞は grincer (グランセ)で、意味は、
軋む(軋む)、耳障り(みみざわり)な音を立てる
です。
grincer の単純過去形の活用を確認しておきましょう。
je grinçai ジュ グランセ
tu grinças テュ グランサ
il grinça イル グランサ
nous grinçâmes ヌ グランサーム
vous grinçâtes ヴ グランサート
ils grincèrent イル グランセール
ちょっと面倒ですね。
活用の語尾だけ取り出すと、
je -ai
tu -as
il -a
nous -âmes
vous -âtes
ils -èrent
となるわけですが、単純過去の活用語尾の型は 4種類ほどあります。
grincer と同じパータンになるのは、不定詞(原形)が -er で終わっている動詞です(aller も含む)。
たとえば、parler だと、
次に grincèrent という動詞が来ます。
動詞の活用の最後が -èrent となっているパターンはこれまでも何度か出てきています。
そうです、直説法単純過去形です。
→ 直説法単純過去形についての記事
grincèrent の不定詞は grincer (グランセ)で、意味は、
軋む(軋む)、耳障り(みみざわり)な音を立てる
です。
grincer の単純過去形の活用を確認しておきましょう。
je grinçai ジュ グランセ
tu grinças テュ グランサ
il grinça イル グランサ
nous grinçâmes ヌ グランサーム
vous grinçâtes ヴ グランサート
ils grincèrent イル グランセール
ちょっと面倒ですね。
活用の語尾だけ取り出すと、
je -ai
tu -as
il -a
nous -âmes
vous -âtes
ils -èrent
となるわけですが、単純過去の活用語尾の型は 4種類ほどあります。
grincer と同じパータンになるのは、不定詞(原形)が -er で終わっている動詞です(aller も含む)。
たとえば、parler だと、
je parlai ジュ パルレ
tu parlas テュ パルラ
il parla イル パルラ
nous parlâmes ヌ パルラーム
vous parlâtes ヴ パルラート
ils parlèrent イル パルレール
となります。
※ ほかの 3種類の活用のパターンについてはまたいつか...。
また、grincer の場合、主語が ils (3人称複数) 以外のときに、 c が ç (c cédille) になっているのは、c を [ k ] (カ行)ではなく、[ s ] (サ行) と読ませるためです。
( これは直説法現在の活用のときと同様です。 詳しくはやはり別の機会に...。 待てない人はググッて調べてみてください。)
さて、
tu parlas テュ パルラ
il parla イル パルラ
nous parlâmes ヌ パルラーム
vous parlâtes ヴ パルラート
ils parlèrent イル パルレール
となります。
※ ほかの 3種類の活用のパターンについてはまたいつか...。
また、grincer の場合、主語が ils (3人称複数) 以外のときに、 c が ç (c cédille) になっているのは、c を [ k ] (カ行)ではなく、[ s ] (サ行) と読ませるためです。
( これは直説法現在の活用のときと同様です。 詳しくはやはり別の機会に...。 待てない人はググッて調べてみてください。)
さて、
Quatre ou cinq klaxons grincèrent
までで、
4つか5つのクラクションが軋んだ
↓
クラクションが4、5回、軋んだ音を立てた
ということになります。
最後に、
à la fois
とありますが、fois は女性名詞で、
~回、~度
という回数を表しますが、à la fois は熟語で、
同時に、一度に
という意味でした。
ですので、
Quatre ou cinq klaxons grincèrent à la fois.
で、
4つか5つのクラクションが一度に軋んだ音を立てた。
↓
4、5台の車のクラクションが一斉に軋んだ音を立てた。
という感じになります。
この文は、小説冒頭で、Tchen という人物が夜、蚊帳が吊られたベッドに寝ている人物を刺し殺そうとして躊躇している場面に挿入されています。
この小説の書き出しについては、やはり、
→ このブログでマルローの『人間の条件』 を扱った記事
を見てください。
2015-03-24
2015-03-21
上級仏単語: truffer
今日の上級フランス語単語は、
truffer
です。
発音は、
トゥリュフェ
です。
→ Forvoで発音を確認
truffer は高級食材のトリュフ、
truffe (女性名詞)
の動詞形で、
トリュフを添える、(食材に)トリュフを詰める
という意味の他に、そこから派生して
(~を)いっぱいに詰める
という意味でも使われます。
最近のニュースだと、イラクのバクダッドの北にあるティクリットという街が、爆弾で truffer されている、という用例がありました。
truffer
です。
発音は、
トゥリュフェ
です。
→ Forvoで発音を確認
truffer は高級食材のトリュフ、
truffe (女性名詞)
の動詞形で、
トリュフを添える、(食材に)トリュフを詰める
という意味の他に、そこから派生して
(~を)いっぱいに詰める
という意味でも使われます。
最近のニュースだと、イラクのバクダッドの北にあるティクリットという街が、爆弾で truffer されている、という用例がありました。
2015-03-13
上級仏単語: percuter
今日の上級仏単語は、
percuter
です。
発音は、
ペルキュテ
→ Forvoで発音を聞く
品詞は、
動詞
です。
先日の、アスリートの乗ったヘリコプター同士の衝突の事故。
percuter は、
衝突する
という意味で、この事故のニュースのなかでも percuter が使われていました。
「二台のヘリコプターが衝突した」 だと、
Les deux hélicoptères se sont percutés.
レ ドゥゼリコプテール ス ソン ペルキュテ
となります。
percuter
です。
発音は、
ペルキュテ
→ Forvoで発音を聞く
品詞は、
動詞
です。
先日の、アスリートの乗ったヘリコプター同士の衝突の事故。
percuter は、
衝突する
という意味で、この事故のニュースのなかでも percuter が使われていました。
「二台のヘリコプターが衝突した」 だと、
Les deux hélicoptères se sont percutés.
レ ドゥゼリコプテール ス ソン ペルキュテ
となります。
2015-03-11
上級仏単語: homicide
数日前、アルゼンチンで、フランス人のアスリートなどが搭乗していた2台のヘリコプターが接触し墜落、乗客全員が死亡したとのこと。
フランスのテレビ番組のロケ中だったらしいです。
フランス当局は、過失致死罪を視野に入れた捜査を始めたというニュースがありました。
「過失致死罪」は、
homicide involontaire
オミシッド アンヴォロンテール
です。
involontaire は、
意図しない、わざとではない
という意味で、
homicide
のほうは、
殺人、殺人犯、人殺し
という意味です。
ですので、homicide involontaire は、
意図しない殺人
です。
homicide の homi- は、
homme (男、人間)
という語と同じく、「人間」という意味のラテン語の、
homo
という語から来ています。
また、-cide には、
殺す
という意味があり、「自殺」という意味の
suicide
の最後の -cide と同じです。
※ sui- は「自分」という意味になります。
フランスのテレビ番組のロケ中だったらしいです。
フランス当局は、過失致死罪を視野に入れた捜査を始めたというニュースがありました。
「過失致死罪」は、
homicide involontaire
オミシッド アンヴォロンテール
です。
involontaire は、
意図しない、わざとではない
という意味で、
homicide
のほうは、
殺人、殺人犯、人殺し
という意味です。
ですので、homicide involontaire は、
意図しない殺人
です。
homicide の homi- は、
homme (男、人間)
という語と同じく、「人間」という意味のラテン語の、
homo
という語から来ています。
また、-cide には、
殺す
という意味があり、「自殺」という意味の
suicide
の最後の -cide と同じです。
※ sui- は「自分」という意味になります。
1844年10月の午後3時ころ 2
[フランス語中級]
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844, un homme âgé d'une soixantaine d'années, mais à qui tout le monde eût donné plus que cet âge, allait le long du boulevard des Italiens, le nez à la piste, les lèvres papelardes, comme un négociant qui vient de conclure une excellente affaire, ou comme un garçon content de lui-même au sortir d'un boudoir.
Balzac, "Le cousin Pons 冒頭の第二回目です。
→ 第一回目
un homme âgé d'une soixantaine d'années 「60歳くらいの歳の男(が)」に、
mais à qui tout le monde eût donné
メ アキ トゥル モンド イドネ
plus que cet âge
プリュ ク セッタージュ
と続きます。
mais は「でも、しかし」なので前の内容と対立する内容が述べられると予想されます。
何と何が対立するのかはもう少し読まないとわかりませんが予想はしておきましょう。
à qui は何でしょうか。
qui は疑問詞か関係代名詞のどちらかになります。
ここまで読んだところでは疑問文っぽい感じはないので、とりあえず関係代名詞と判断して読んで行きます。
関係代名詞は「代名詞」なので、何らかの「名詞」の「代わり」になっています。
関係代名詞がその代わりになっている元の名詞のことを「先行詞」といったりします。
関係代名詞があるときはとにかくその先行詞を見つけるのが大事。
それから関係代名詞はいくつかありました。
たとえば、
qui que dont lequel
などです。
それぞれ用法がちがいます。
今回の例文の場合はどうでしょうか。
この場合は「前置詞+qui」となっていて、この組み合わせの場合は、関係代名詞 qui が指しているの(quiの先行詞)は「人」になります。
※ 先行詞が「モノ」の場合は、「前置詞+関係代名詞」の組み合わせで使われる関係代名詞は
lequel laquelle
lesquels lesquelles
になります。
そうすると、この場合の qui の先行詞は、un homme ということになりそうです。
à qui で、「その人に対して(= 60歳くらいの歳のその男に対して )」という感じです。
では関係代名詞の後ろの部分(関係代名詞節)を見ていきましょう。
(続く...)
Vers trois heures de l'après-midi, dans le mois d'octobre de l'année 1844, un homme âgé d'une soixantaine d'années, mais à qui tout le monde eût donné plus que cet âge, allait le long du boulevard des Italiens, le nez à la piste, les lèvres papelardes, comme un négociant qui vient de conclure une excellente affaire, ou comme un garçon content de lui-même au sortir d'un boudoir.
Balzac, "Le cousin Pons 冒頭の第二回目です。
→ 第一回目
un homme âgé d'une soixantaine d'années 「60歳くらいの歳の男(が)」に、
mais à qui tout le monde eût donné
メ アキ トゥル モンド イドネ
plus que cet âge
プリュ ク セッタージュ
と続きます。
mais は「でも、しかし」なので前の内容と対立する内容が述べられると予想されます。
何と何が対立するのかはもう少し読まないとわかりませんが予想はしておきましょう。
à qui は何でしょうか。
qui は疑問詞か関係代名詞のどちらかになります。
ここまで読んだところでは疑問文っぽい感じはないので、とりあえず関係代名詞と判断して読んで行きます。
関係代名詞は「代名詞」なので、何らかの「名詞」の「代わり」になっています。
関係代名詞がその代わりになっている元の名詞のことを「先行詞」といったりします。
関係代名詞があるときはとにかくその先行詞を見つけるのが大事。
それから関係代名詞はいくつかありました。
たとえば、
qui que dont lequel
などです。
それぞれ用法がちがいます。
今回の例文の場合はどうでしょうか。
この場合は「前置詞+qui」となっていて、この組み合わせの場合は、関係代名詞 qui が指しているの(quiの先行詞)は「人」になります。
※ 先行詞が「モノ」の場合は、「前置詞+関係代名詞」の組み合わせで使われる関係代名詞は
lequel laquelle
lesquels lesquelles
になります。
そうすると、この場合の qui の先行詞は、un homme ということになりそうです。
à qui で、「その人に対して(= 60歳くらいの歳のその男に対して )」という感じです。
では関係代名詞の後ろの部分(関係代名詞節)を見ていきましょう。
(続く...)
2015-03-10
上級仏単語: hérésie
今日の上級仏単語は、
hérésie
発音は、
エレズィ
です。
女性名詞。
最初の h は 「無音のh」 です。
意味は、
(カトリック教会から見た)異端
とか、
(一般的な意味での) 異端
とかです。
同じ 「エレジー」 でも、日本語にもなっている、「哀しい歌」(哀歌, 悲歌) という意味のエレジーもあります。
こちらは別の単語で、
élégie
女性名詞です。
hérésie
発音は、
エレズィ
です。
女性名詞。
最初の h は 「無音のh」 です。
意味は、
(カトリック教会から見た)異端
とか、
(一般的な意味での) 異端
とかです。
同じ 「エレジー」 でも、日本語にもなっている、「哀しい歌」(哀歌, 悲歌) という意味のエレジーもあります。
こちらは別の単語で、
élégie
女性名詞です。
2015-03-09
上級仏単語: châtiment
今日の上級仏単語は、
châtiment
発音は、
シャティモン
品詞は、
名詞 (男性名詞)
※ -ment で終わる名詞は男性名詞です。
意味は、
懲罰
です。
村上春樹が影響を受けたと言っているロシアの大作家ドストエフスキー。
そのドストエフスキーの作品に 『罪と罰』 (つみとばつ) というのがあります。
『罪と罰』 というタイトルは、フランス語で、
Crime et châtiment
と訳されています。
最近の用例では、
「 フランスで体罰が法律で明確に禁止されていないと、欧州評議会 (Conseil de l'Europe) が判断した」。
という内容の文中で、「体罰」 には、
châtiments corporels (肉体的懲罰)
という語句が使われていました。
châtiment
発音は、
シャティモン
品詞は、
名詞 (男性名詞)
※ -ment で終わる名詞は男性名詞です。
意味は、
懲罰
です。
村上春樹が影響を受けたと言っているロシアの大作家ドストエフスキー。
そのドストエフスキーの作品に 『罪と罰』 (つみとばつ) というのがあります。
『罪と罰』 というタイトルは、フランス語で、
Crime et châtiment
と訳されています。
最近の用例では、
「 フランスで体罰が法律で明確に禁止されていないと、欧州評議会 (Conseil de l'Europe) が判断した」。
という内容の文中で、「体罰」 には、
châtiments corporels (肉体的懲罰)
という語句が使われていました。
2015-03-08
2015-03-06
彼が私たちのところにやって来たのは 03
Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189... Je continue à dire "chez nous", bien que la maison ne nous appartienne plus.
[フランス語中級]
( Alain-Fournier, "Le grand Meaulnes", )
アラン=フルニエ『モーヌの大将』 の冒頭三回目です。
→ 一回目 (2015.2.1)
→ ニ回目 (2015.2.2)
今日は引用の最後の部分です。
bien que la maison ne nous appartienne plus
[フランス語中級]
( Alain-Fournier, "Le grand Meaulnes", )
アラン=フルニエ『モーヌの大将』 の冒頭三回目です。
→ 一回目 (2015.2.1)
→ ニ回目 (2015.2.2)
Le grand Meaulnes 表紙 (Wikipediaより)
今日は引用の最後の部分です。
bien que la maison ne nous appartienne plus
発音はこんな感じです。
bien que la maison
ビャンクラメゾン
ne nous appartienne plus
ヌ ヌザパルティエンヌ プリュ
bien que la maison
ビャンクラメゾン
ne nous appartienne plus
ヌ ヌザパルティエンヌ プリュ
さてこの個所は bien que で始まります。
bien que の後には接続法の文が続き、意味は、「〜だけれども」という〈譲歩〉を表す、というのは初級を終えた人なら一度は聞いたことがあるはずです。
ここでは
appartienne
が接続法ということになりそうです。
この動詞 appartienne の不定詞は、
appartenir
アパルトゥニール
で、意味は、
(〜に)所属する、(〜の)ものである
などです。
ですから、
bien que la maison ne nous appartienne plus
はとりあえず、
もうその家は私たちの所属ではないのだけれども
その家はもう私たちのものではないのだけれど
などと訳せます。
ここで appartenir の接続法現在形の活用を確認しておきましょう。
j'appartienne ジャパルティエンヌ
tu appartiennes テュ アパルティエンヌ
il appartienne イラパルティエンヌ
nous appartenions ヌザパルトゥニオン
vous apparteniez ヴザパルトゥニエ
ils appartiennent イルザパルティエンヌ
接続法現在形の活用語幹は、基本的には(不規則な動詞以外は)直説法現在形の活用語幹を元に作られます。
その規則は、
接続法現在形の活用語幹は、直接法現在形の三人称複数(ils) の語幹から作る
というものです。
appartenir の場合だと、 直接法現在形の三人称複数(ils) の活用は、
ils appartiennent
なので、活用語尾の -ent を取った、
appartienn
が接続法現在形の活用語幹になります。
が、もう一つ規則があります。
それは、
直説法現在形の三人称複数形 (ils) の語幹と一人称複数形 (nous) の語幹が異なる動詞の場合
は、
nous と vousの接続法現在形の活用語幹のみ、直説法現在形一人称複数形の語幹を使う
というものです。
appartenir の直説法現在形の活用を見てみましょう。
j'appartiens ジャパルティヤン
tu appartiens テュ アパルティヤン
il appartient イラパルティヤン
nous appartenons ヌザパルトゥノン
vous appartenez ヴザパルトゥネ
ils appartiennent イルザパルティエンヌ
です。
bien que の後には接続法の文が続き、意味は、「〜だけれども」という〈譲歩〉を表す、というのは初級を終えた人なら一度は聞いたことがあるはずです。
ここでは
appartienne
が接続法ということになりそうです。
この動詞 appartienne の不定詞は、
appartenir
アパルトゥニール
で、意味は、
(〜に)所属する、(〜の)ものである
などです。
ですから、
bien que la maison ne nous appartienne plus
はとりあえず、
もうその家は私たちの所属ではないのだけれども
その家はもう私たちのものではないのだけれど
などと訳せます。
ここで appartenir の接続法現在形の活用を確認しておきましょう。
j'appartienne ジャパルティエンヌ
tu appartiennes テュ アパルティエンヌ
il appartienne イラパルティエンヌ
nous appartenions ヌザパルトゥニオン
vous apparteniez ヴザパルトゥニエ
ils appartiennent イルザパルティエンヌ
接続法現在形の活用語幹は、基本的には(不規則な動詞以外は)直説法現在形の活用語幹を元に作られます。
その規則は、
接続法現在形の活用語幹は、直接法現在形の三人称複数(ils) の語幹から作る
というものです。
appartenir の場合だと、 直接法現在形の三人称複数(ils) の活用は、
ils appartiennent
なので、活用語尾の -ent を取った、
appartienn
が接続法現在形の活用語幹になります。
が、もう一つ規則があります。
それは、
直説法現在形の三人称複数形 (ils) の語幹と一人称複数形 (nous) の語幹が異なる動詞の場合
は、
nous と vousの接続法現在形の活用語幹のみ、直説法現在形一人称複数形の語幹を使う
というものです。
appartenir の直説法現在形の活用を見てみましょう。
j'appartiens ジャパルティヤン
tu appartiens テュ アパルティヤン
il appartient イラパルティヤン
nous appartenons ヌザパルトゥノン
vous appartenez ヴザパルトゥネ
ils appartiennent イルザパルティエンヌ
です。
※ appartenir の活用は tenir と同じです。tenir 直説法現在形の活用を確認しておきます。
je tiens ジュ ティヤン
tu tiens テュ ティヤン
il tient イル ティヤン
nous tenons ヌ トゥノン
vous tenez ヴ トゥネ
ils tiennent イル ティエンヌ
appartenir は、
直説法現在形の三人称複数形 (ils) の語幹、
ils appartiennent → appartienn
と一人称複数形 (nous) の語幹、
je tiens ジュ ティヤン
tu tiens テュ ティヤン
il tient イル ティヤン
nous tenons ヌ トゥノン
vous tenez ヴ トゥネ
ils tiennent イル ティエンヌ
appartenir は、
直説法現在形の三人称複数形 (ils) の語幹、
ils appartiennent → appartienn
と一人称複数形 (nous) の語幹、
nous appartenons → apparten
が違います。
なので、先ほどの規則に従って、appartenir 接続法現在形の活用語幹は、
j' appartienn-
tu appartienn-
il appartienn-
nous apparten-
vous apparten-
ils appartienn-
となるでしょう。
接続法現在形の活用語尾は、
je -e
tu -es
il -e
nous -ions
vous -iez
ils -ent
が違います。
なので、先ほどの規則に従って、appartenir 接続法現在形の活用語幹は、
j' appartienn-
tu appartienn-
il appartienn-
nous apparten-
vous apparten-
ils appartienn-
となるでしょう。
接続法現在形の活用語尾は、
je -e
tu -es
il -e
nous -ions
vous -iez
ils -ent
となっています。
※ je, tu, il と ils は aimer, parler などの直説法現在形の活用語尾と同じで、nous と vous のときは直説法半過去形の活用語尾と同じです。
以上を合体させると、appartenir の接続法現在形の活用は、
j' appartienn-e
tu appartienn-es
il appartienn-e
nous apparten-ions
vous apparten-iez
ils appartienn-ent
となります。
ちょっと面倒な気もしますが、かなり明確な規則なので一度覚えれば楽勝です(たぶん)。
他の動詞でもチェックしてみましょう。
※ 活用の語幹が不規則なものもありますよ...。
※ je, tu, il と ils は aimer, parler などの直説法現在形の活用語尾と同じで、nous と vous のときは直説法半過去形の活用語尾と同じです。
以上を合体させると、appartenir の接続法現在形の活用は、
j' appartienn-e
tu appartienn-es
il appartienn-e
nous apparten-ions
vous apparten-iez
ils appartienn-ent
となります。
ちょっと面倒な気もしますが、かなり明確な規則なので一度覚えれば楽勝です(たぶん)。
他の動詞でもチェックしてみましょう。
※ 活用の語幹が不規則なものもありますよ...。
上級仏単語: patrimoine
イスラム国 (Etat islamique) が、占領地の文化遺産を売却して資金にしたり、破壊したりしているというニュースがありました。
こうした 「遺産」 を
patrimoine
といいます。
発音は、
パトリモワーヌ
で、男性名詞です。
「文化遺産」 だと、
patrimoine culturel
です。
patrimoine の patri- は 「父」 という意味があります。
patrie
パトリ
は、
祖国
という意味(女性名詞)、つまり 「父の国」 ということでしょう。
ですので、patrimoine は 「父から受け継いだもの」 で 「遺産」 となるのでしょう。
こうした 「遺産」 を
patrimoine
といいます。
発音は、
パトリモワーヌ
で、男性名詞です。
「文化遺産」 だと、
patrimoine culturel
です。
patrimoine の patri- は 「父」 という意味があります。
patrie
パトリ
は、
祖国
という意味(女性名詞)、つまり 「父の国」 ということでしょう。
ですので、patrimoine は 「父から受け継いだもの」 で 「遺産」 となるのでしょう。
2015-03-04
上級仏単語: dorénavant
今日は、
dorénavant
が上級仏単語候補です。
発音は、
ドレナヴァン
という感じです。
フランス人の発音を聞いて確認したい人は、 いつもの Forvo へ。
意味は、
今後は、これからは
という副詞で、同じ意味でより一般的に使われる語として、
désormais
デゾルメ
があります。
dorénavant は語源的には、
d'or en avant
で、or は古い言い方で、
今
という意味で、d'or で
今から
という意味になり、その後ろの en avant は、
前に(へ)、先に(へ)
という意味なので、
d'or en avant
dorénavant
が上級仏単語候補です。
発音は、
ドレナヴァン
という感じです。
フランス人の発音を聞いて確認したい人は、 いつもの Forvo へ。
意味は、
今後は、これからは
という副詞で、同じ意味でより一般的に使われる語として、
désormais
デゾルメ
があります。
dorénavant は語源的には、
d'or en avant
で、or は古い言い方で、
今
という意味で、d'or で
今から
という意味になり、その後ろの en avant は、
前に(へ)、先に(へ)
という意味なので、
d'or en avant
で、
今から 前へ
という感じです!
2015-03-03
上級仏単語: autisme
今日の上級仏単語は、
autisme
オティスム
です。
-isme で終わるのは男性名詞です。
autisme の意味は、
自閉症
になります。
auto- という接頭辞は
自己の
という意味を持っています。
autisme の場合は、 auto- じゃなくて aut- になっていますが、auto- という接頭辞から来ていると考えてよいでしょう。
autisme
オティスム
です。
-isme で終わるのは男性名詞です。
autisme の意味は、
自閉症
になります。
auto- という接頭辞は
自己の
という意味を持っています。
autisme の場合は、 auto- じゃなくて aut- になっていますが、auto- という接頭辞から来ていると考えてよいでしょう。
2015-03-01
上級仏単語: propagation
NHKのフランス語の海外向けラジオ放送、NHKワールド ラジオ日本のフランス語版での先日のニュースで、
日本で危険ドラッグのプロパガシィオンが懸念されている
という内容がありました。
プロパガシィオンの綴りは、
propagation
で、
普及、伝播 (でんぱ)、蔓延
といった意味があります。
-tion で終わっているので女性名詞です。
日本で危険ドラッグのプロパガシィオンが懸念されている
という内容がありました。
プロパガシィオンの綴りは、
propagation
で、
普及、伝播 (でんぱ)、蔓延
といった意味があります。
-tion で終わっているので女性名詞です。
上級仏単語: sporadique
今日の上級仏単語は、
sporadique
です。
発音: スポラディーク
最近のニュースだと、たとえば 「ウクライナ東部ではスポラディークな戦闘が続いています」 といった文脈で使われています。
sporadique の意味は、
散発的な、時折(ときおり)起こる
です。
最近のニュースだと、たとえば 「ウクライナ東部ではスポラディークな戦闘が続いています」 といった文脈で使われています。
sporadique の意味は、
散発的な、時折(ときおり)起こる
です。
2015-02-28
上級仏単語: ravisseur
今日の上級フランス単語、ravisseur (ラヴィスゥール) とは、「誘拐者、誘拐犯」 のことです。
数日前から、中東の国イエメンでフランス人女性がラヴィスゥールたちに拉致されています。
動詞は、
ravir
で、
奪う、誘拐する
のほかに、
うっとりさせる、心を奪う
という意味でも使われます。
数日前から、中東の国イエメンでフランス人女性がラヴィスゥールたちに拉致されています。
動詞は、
ravir
で、
奪う、誘拐する
のほかに、
うっとりさせる、心を奪う
という意味でも使われます。
2015-02-26
上級仏単語: mutation
今日は、
mutation
です。
2月25日の L'Express のニュースで、
Lille の複数の大学講師に、複数箇所へのミュタシオンを告げるメールが誤って送られた。
というのがありました。
mutation (発音: ミュタシオン → Forvo ) には、
変化
の他に、
配置転換、人事異動
といった意味があります。 (-tion で終わっているので女性名詞。)
また、生物学的な
突然変異
という意味もあります。
英語で 「ミュータント mutant 」 というと「突然変異体(種)」 のことで、
映画の 「ミュータント・タートルズ」 なんかに使われていますが、
フランス語では、
mutant
は、
ミュタン
と発音します。
意味は同じく、
突然変異体、ミュータント
です。
ミュータント・タートルズ-TMNT- 特別版 [DVD]
mutation
です。
2月25日の L'Express のニュースで、
Lille の複数の大学講師に、複数箇所へのミュタシオンを告げるメールが誤って送られた。
というのがありました。
mutation (発音: ミュタシオン → Forvo ) には、
変化
の他に、
配置転換、人事異動
といった意味があります。 (-tion で終わっているので女性名詞。)
また、生物学的な
突然変異
という意味もあります。
英語で 「ミュータント mutant 」 というと「突然変異体(種)」 のことで、
映画の 「ミュータント・タートルズ」 なんかに使われていますが、
フランス語では、
mutant
は、
ミュタン
と発音します。
意味は同じく、
突然変異体、ミュータント
です。
ミュータント・タートルズ-TMNT- 特別版 [DVD]
2015-02-24
上級仏単語: scrupuleusement
今日の単語は、ちょっと発音しにくい、
scrupuleusement
です!
発音をちょっと Forovo で聞いてみましょう。
やっぱり発音しにくそうです...。
カタカナで書くと、
スクリュピュルーズモン
でしょうか。
音節(音のまとまり)ごとに分けて書くと、
scru - pu - leuse - ment
スクリュ - ピュ - ルーズ - モン
となるので、一つの音節ごとにしっかり発音してみましょう。
品詞は副詞です。 -ment で終わる単語には副詞が多いです。
単語の意味は、
綿密に、細心に
です。
最近のニュースだと、アメリカで2月22日に行われたアカデミー賞で、テロ対策のため参加者の履歴(来歴)が事前に スクリュピュルーズモン に調べられた、みたいなフランス語のニュースがありました。
scrupuleusement
です!
発音をちょっと Forovo で聞いてみましょう。
やっぱり発音しにくそうです...。
カタカナで書くと、
スクリュピュルーズモン
でしょうか。
音節(音のまとまり)ごとに分けて書くと、
scru - pu - leuse - ment
スクリュ - ピュ - ルーズ - モン
となるので、一つの音節ごとにしっかり発音してみましょう。
品詞は副詞です。 -ment で終わる単語には副詞が多いです。
単語の意味は、
綿密に、細心に
です。
最近のニュースだと、アメリカで2月22日に行われたアカデミー賞で、テロ対策のため参加者の履歴(来歴)が事前に スクリュピュルーズモン に調べられた、みたいなフランス語のニュースがありました。
2015-02-21
プロローグが語っている間に
Pendant que le Prologue parlait, les personnages sont sortis un à un.
劇作家 ジャン・アヌイ (Jean Anouilh / 1910-1987) の 作品 『アンチゴーヌ』 (Antigone / 1942) の一文。
この作品は、古代ギリシャの劇作家のソフォクレスという人が書いた悲劇「アンティゴネー」 が元になっています。
まずは発音をざっくり確認。
Pendant que le Prologue parlait,
パンダン ク ル プロローグ パルレ
les personnages sont sortis un à un.
レ ペルソナージュ ソン ソルティ アンナアン
文頭にある pendant que ですが、この後ろには主語と述語動詞からなる文(節)が続き、「~する間(に)」 といった意味になります。
では、pendant que の後ろの主語と述語動詞を探しに行きましょう。
すぐに見つかります。
主語は le Prologue で、述語動詞は parlait です。
ですので、
Pendant que le Prologue parlait,
で、
プロローグが話している(話していた)間に
となります。
le Prologue というのは人の名前としてはちょっと変な感じがしますが、一応この劇の登場人物です。
parlait は parler の直説法半過去です。
では、「プロローグが語っている間に」何が起こったのか。
les personnages sont sortis un à un
personnage は男性名詞で、「人物」という意味のほか、「登場人物」という意味もあります。
この文の前後の文脈がわからないので判断しづらいですが、ここでは劇中でプロローグという人がしゃべっていて、その間に他の登場人物たちが何かするという感じになります。
他の登場人物たちが何をするのか(あるいはしたのか)というと、 sont sortis とあるので「出ていった」ということになります。
sont sortis は sortir の複合過去形です。 sortir は partir や entrer などと同じく、複合過去形作るときは助動詞に avoir ではなく être を使うのでした。
そして être を使う複合過去形は、動詞の過去分詞が主語に性数一致するのでした。
今回の文では主語は les personnages で男性名詞の複数形です。
そこで sortir の過去分詞 sorti の語末に s が付いています。
ここまでをまとめると、
les personnages sont sortis
で、
登場人物たちは出ていった
となります。
最後の
un à un
ですが、これは形がヘンなので(面白いので)熟語の可能性があると予想して辞書を引きましょう。
すると、
一つずつ、一人ずつ
といった意味が見つかります。
※ 女性形は une à une となります。
そうすると全体では、
Pendant que le Prologue parlait, les personnages sont sortis un à un.
プロローグが語っている間に、登場人物たちは一人またひとりと出て行った。
という感じでしょう。
【練習】
次の日本語をフランス語に訳せ。
プロローグが語っている間に、登場人物たちは一人またひとりと出て行った。
劇作家 ジャン・アヌイ (Jean Anouilh / 1910-1987) の 作品 『アンチゴーヌ』 (Antigone / 1942) の一文。
この作品は、古代ギリシャの劇作家のソフォクレスという人が書いた悲劇「アンティゴネー」 が元になっています。
まずは発音をざっくり確認。
Pendant que le Prologue parlait,
パンダン ク ル プロローグ パルレ
les personnages sont sortis un à un.
レ ペルソナージュ ソン ソルティ アンナアン
文頭にある pendant que ですが、この後ろには主語と述語動詞からなる文(節)が続き、「~する間(に)」 といった意味になります。
では、pendant que の後ろの主語と述語動詞を探しに行きましょう。
すぐに見つかります。
主語は le Prologue で、述語動詞は parlait です。
ですので、
Pendant que le Prologue parlait,
で、
プロローグが話している(話していた)間に
となります。
le Prologue というのは人の名前としてはちょっと変な感じがしますが、一応この劇の登場人物です。
parlait は parler の直説法半過去です。
では、「プロローグが語っている間に」何が起こったのか。
les personnages sont sortis un à un
personnage は男性名詞で、「人物」という意味のほか、「登場人物」という意味もあります。
この文の前後の文脈がわからないので判断しづらいですが、ここでは劇中でプロローグという人がしゃべっていて、その間に他の登場人物たちが何かするという感じになります。
他の登場人物たちが何をするのか(あるいはしたのか)というと、 sont sortis とあるので「出ていった」ということになります。
sont sortis は sortir の複合過去形です。 sortir は partir や entrer などと同じく、複合過去形作るときは助動詞に avoir ではなく être を使うのでした。
そして être を使う複合過去形は、動詞の過去分詞が主語に性数一致するのでした。
今回の文では主語は les personnages で男性名詞の複数形です。
そこで sortir の過去分詞 sorti の語末に s が付いています。
ここまでをまとめると、
les personnages sont sortis
で、
登場人物たちは出ていった
となります。
最後の
un à un
ですが、これは形がヘンなので(面白いので)熟語の可能性があると予想して辞書を引きましょう。
すると、
一つずつ、一人ずつ
といった意味が見つかります。
※ 女性形は une à une となります。
そうすると全体では、
Pendant que le Prologue parlait, les personnages sont sortis un à un.
プロローグが語っている間に、登場人物たちは一人またひとりと出て行った。
という感じでしょう。
【練習】
次の日本語をフランス語に訳せ。
プロローグが語っている間に、登場人物たちは一人またひとりと出て行った。
2015-02-18
上級仏単語: revendiquer
今日のフランス語の単語は、
revendiquer
です。
発音: ルヴァンディケ
→ Forvoで発音を確認
revendiquer は動詞です。
意味は、
~を(権利として)要求する
などですが、
(~の事件の)犯行声明を出す
という意味でも使われます。
最近もテロが多いですが、「なになにのテロでなになに組織が犯行声明を出した」 などで使われています。
revendiquer
です。
発音: ルヴァンディケ
→ Forvoで発音を確認
revendiquer は動詞です。
意味は、
~を(権利として)要求する
などですが、
(~の事件の)犯行声明を出す
という意味でも使われます。
最近もテロが多いですが、「なになにのテロでなになに組織が犯行声明を出した」 などで使われています。
2015-02-17
上級仏単語: fusillade
上級仏単語です。
今日の上級仏単語: fusillade
発音: フュズィヤード
品詞: 女性名詞
意味: 一斉射撃、銃撃(戦)
コペンハーゲンで開かれていた言論の自由をめぐる集会が銃撃を受けましたが、そのことを紹介する記事で フュズィヤード という言葉が使われています。
今日の上級仏単語: fusillade
発音: フュズィヤード
品詞: 女性名詞
意味: 一斉射撃、銃撃(戦)
コペンハーゲンで開かれていた言論の自由をめぐる集会が銃撃を受けましたが、そのことを紹介する記事で フュズィヤード という言葉が使われています。
2015-02-16
2015-02-14
上級仏単語: chavirer
アフリカのリビアから小船に載ってイタリアに向かっていた移民労働者たちの船が転覆して多くの死者が出たというニュースがありました。
そのニュースの中でも使われていた、船が 「転覆する」 ことを、
chavirer
シャヴィレ
といいます。
そのニュースの中でも使われていた、船が 「転覆する」 ことを、
chavirer
シャヴィレ
といいます。
2015-02-12
太陽が空に登る速さに
(フランス語中級)
J'étais surpris de la rapidité avec laquelle le soleil montait dans le ciel.
Albert Camus, "L'Étranger"
アルベール・カミュの 『異邦人』 からです。
発音:
J'étais surpris
ジェテ シュルプリ
de la rapidité
ドゥ ラ ラピディテ
私は速さに驚いていた
rapidité に驚いています。
rapidité は「速さ、速度」 という意味です。
定冠詞 la が付いているので女性名詞。
rapidité の形容詞形は rapide(ラピッド)で、「速い」という意味。
※ 英語では rapid (ラピッド) と最後の -e がありません。
さらに関係代名詞節が続きます。
J'étais surpris de la rapidité avec laquelle
laquelle は関係代名詞 lequel の女性形単数です。
関係代名詞というやつは、その関係代名詞より前(左)にある言葉(名詞)の「代わり」を務めます。
なので関係代名詞は 「代名詞」 なのです。
いまの場合は、laquelle は単数の女性形なので、laquelle より前(左)にある 〈単数女性形〉 の名詞を探します。
※ 男性単数 lequel、女性単数 laquelle、男性複数 lesquels、女性複数 lesquelles です。
すると、 laquelle より前(左)にある単数女性形の名詞は、
J'étais surpris de la rapidité avec laquelle le soleil montait dans le ciel.
Albert Camus, "L'Étranger"
アルベール・カミュの 『異邦人』 からです。
発音:
J'étais surpris
ジェテ シュルプリ
de la rapidité
ドゥ ラ ラピディテ
avec laquelle
アヴェク ラッケル
le soleil montait
ル ソレイユ モンテ
dans le ciel
ダン ル シィエル
では、文の先頭から見て行きましょう。
J'étais
私は ... (な状態)だった
続けて、
J'étais surpris
アヴェク ラッケル
le soleil montait
ル ソレイユ モンテ
dans le ciel
ダン ル シィエル
では、文の先頭から見て行きましょう。
J'étais
私は ... (な状態)だった
続けて、
J'étais surpris
私は驚かされていた
→ 私は驚いていた
surpris は動詞 surprendre の過去分詞形。
surprendre は「を驚かす」「を突然襲う」という意味で、
être surpris de quelque chose
→ 私は驚いていた
surpris は動詞 surprendre の過去分詞形。
surprendre は「を驚かす」「を突然襲う」という意味で、
être surpris de quelque chose
で、
何かに驚く
となります。
今回は、何に驚いているのか。
J'étais surpris de la rapidité
何かに驚く
となります。
今回は、何に驚いているのか。
J'étais surpris de la rapidité
私は速さに驚いていた
rapidité に驚いています。
rapidité は「速さ、速度」 という意味です。
定冠詞 la が付いているので女性名詞。
rapidité の形容詞形は rapide(ラピッド)で、「速い」という意味。
※ 英語では rapid (ラピッド) と最後の -e がありません。
さらに関係代名詞節が続きます。
J'étais surpris de la rapidité avec laquelle
laquelle は関係代名詞 lequel の女性形単数です。
関係代名詞というやつは、その関係代名詞より前(左)にある言葉(名詞)の「代わり」を務めます。
なので関係代名詞は 「代名詞」 なのです。
いまの場合は、laquelle は単数の女性形なので、laquelle より前(左)にある 〈単数女性形〉 の名詞を探します。
※ 男性単数 lequel、女性単数 laquelle、男性複数 lesquels、女性複数 lesquelles です。
すると、 laquelle より前(左)にある単数女性形の名詞は、
la rapidité
しかないので、 la rapidité が laquelle の「先行詞」だと言っていいでしょう。
関係代名詞 lequel/laquelle の用法の一つは前置詞といっしょに使われる(前置詞の目的語になる)ことです。
今回は前置詞 avec といっしょに使われて avec laquelle となっています。
そして、関係代名詞の用法のもう一つは、関係代名詞の後に続く文(関係代名詞節)の一部となるという点です。
ここで laquelle の後にある部分をみておきましょう。
le soleil montait dans le ciel
太陽が / 登っていった / 空に
montait は動詞 monter の直説法半過去形です。
しかないので、 la rapidité が laquelle の「先行詞」だと言っていいでしょう。
関係代名詞 lequel/laquelle の用法の一つは前置詞といっしょに使われる(前置詞の目的語になる)ことです。
今回は前置詞 avec といっしょに使われて avec laquelle となっています。
そして、関係代名詞の用法のもう一つは、関係代名詞の後に続く文(関係代名詞節)の一部となるという点です。
ここで laquelle の後にある部分をみておきましょう。
le soleil montait dans le ciel
太陽が / 登っていった / 空に
montait は動詞 monter の直説法半過去形です。
avec laquelle はこの le soleil montait dans le ciel とどのようにつながるのでしょうか。
avec laquelle の laquelle は la rapidité のことでしたので、
avec laquelle le soleil montait dans le ciel
は、
avec la rapidité le soleil montait dans le ciel
となり、わかりやすいように avec 以下を文の後に持っていくと、
le soleil montait dans le ciel avec la rapidité
太陽は登っていった / 空に / その速度で
→ 太陽はその速度で空に登っていった
となります。
そして、この太陽の登っていったその速度に「私は驚いていた」ということになります。
J'étais surpris de la rapidité avec laquelle le soleil montait dans le ciel.
私はその速度に驚いていた
↑
その速度で太陽は空に登っていった
全体の意味は、
私は太陽が空に登っていく速さに驚いていた。
という感じになります。
avec laquelle の laquelle は la rapidité のことでしたので、
avec laquelle le soleil montait dans le ciel
は、
avec la rapidité le soleil montait dans le ciel
となり、わかりやすいように avec 以下を文の後に持っていくと、
le soleil montait dans le ciel avec la rapidité
太陽は登っていった / 空に / その速度で
→ 太陽はその速度で空に登っていった
となります。
そして、この太陽の登っていったその速度に「私は驚いていた」ということになります。
J'étais surpris de la rapidité avec laquelle le soleil montait dans le ciel.
私はその速度に驚いていた
↑
その速度で太陽は空に登っていった
全体の意味は、
私は太陽が空に登っていく速さに驚いていた。
という感じになります。
2015-02-09
上級仏単語: représailles
今日も上級、フランス語単語。
昨日に続いて、「ヨルダンによるルプレザーユ」 という表現に出てきた、
représailles
という語です。
女性名詞。
最後に s がついていますが、いつも複数形で使います。
意味は、
報復、仕返し、復讐
です。
「ヨルダンによるルプレザーユ」 はつまり、ヨルダンがイスラム国に報復攻撃をし始めたという記事の見出しでした。
昨日に続いて、「ヨルダンによるルプレザーユ」 という表現に出てきた、
représailles
という語です。
女性名詞。
最後に s がついていますが、いつも複数形で使います。
意味は、
報復、仕返し、復讐
です。
「ヨルダンによるルプレザーユ」 はつまり、ヨルダンがイスラム国に報復攻撃をし始めたという記事の見出しでした。
上級仏単語: riposter
きょうは、
riposter
リポステ
です。
意味は、
反撃する
です。
数日前に、「ヨルダンがパイロットの殺害に対して リポステ した」 というような内容の記事がありました。
リポステ
です。
意味は、
反撃する
です。
数日前に、「ヨルダンがパイロットの殺害に対して リポステ した」 というような内容の記事がありました。
2015-02-02
彼が私たちのところにやって来たのは 02
Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189... Je continue à dire "chez nous", bien que la maison ne nous appartienne plus.
アラン=フルニエ(Alain-Fournier)の『モーヌの大将』(Le grand Meaulnes)の冒頭続きです。
→ 一回目 (2015.2.1)
今日は二文目の、
Je continue à dire "chez nous", bien que la maison ne nous appartienne plus.
の前半を見てみます。
発音:
Je continue à dire "chez nous"
ジュ コンティニュ ア ディール シェ ヌ
解釈:
continue は 動詞 continuer で、意味は「続ける」です。
je continue という活用なので、直説法現在形です。
continuer は「 continuer à 不定詞 」で、「~し続ける」という表現になります。
なので、
Je continue à dire
までで、
私は言い続ける
ということになります。
で、何を(何と)言い続けるのかというと。
Je continue à dire "chez nous"
私は「私たちの家に」と言い続ける
となっています。
最初から見ておくと、
Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189...
Je continue à dire "chez nous", ...
彼が私たちのところにやって来たのは、189x年11月の或る日曜のことだった。
私は「私たちの家」という言い方をし続けようと思う...
となります。
アラン=フルニエ(Alain-Fournier)の『モーヌの大将』(Le grand Meaulnes)の冒頭続きです。
→ 一回目 (2015.2.1)
Le grand Meaulnes 表紙 (Wikipediaより)
今日は二文目の、
Je continue à dire "chez nous", bien que la maison ne nous appartienne plus.
の前半を見てみます。
発音:
Je continue à dire "chez nous"
ジュ コンティニュ ア ディール シェ ヌ
解釈:
continue は 動詞 continuer で、意味は「続ける」です。
je continue という活用なので、直説法現在形です。
continuer は「 continuer à 不定詞 」で、「~し続ける」という表現になります。
なので、
Je continue à dire
までで、
私は言い続ける
ということになります。
で、何を(何と)言い続けるのかというと。
Je continue à dire "chez nous"
私は「私たちの家に」と言い続ける
となっています。
最初から見ておくと、
Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189...
Je continue à dire "chez nous", ...
彼が私たちのところにやって来たのは、189x年11月の或る日曜のことだった。
私は「私たちの家」という言い方をし続けようと思う...
となります。
2015-02-01
上級仏単語: indemnisation
今日の上級フランス語単語は、
indemnisation
です。
発音は、
アンデムニザシォン
です。
フランス人の発音を、いつもの Forvo で聞いてみてください。
最後が -tion で終わっているので女性名詞です。
意味は、
賠償、補償
です。
動詞は、
indémniser
アンデムニゼ
で、
賠償する、補償する、弁償する
となります。
indemnisation
です。
発音は、
アンデムニザシォン
です。
フランス人の発音を、いつもの Forvo で聞いてみてください。
最後が -tion で終わっているので女性名詞です。
意味は、
賠償、補償
です。
動詞は、
indémniser
アンデムニゼ
で、
賠償する、補償する、弁償する
となります。
彼が私たちのところにやって来たのは 01
Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189...
( Alain-Fournier, "Le grand Meaulnes" )
アラン=フルニエ (1886‐1914) というフランスの小説家の作品 Le grand Meaulnes(1913)の冒頭の文です。
Meaulnes は「モーヌ」と読みます。
日本語では 『モーヌの大将』 というタイトルで翻訳が出ています。
では、おおまかな発音を確認しましょう。
Il arriva chez nous
イラリヴァ シェヌゥ
un dimanche
アン ディモンシュ
de novembre 189...
ドゥ ノヴァンブル ミルユィサン カトルヴァンディ...
最初の
Il arriva
の arriva は動詞 arriver が活用したものですが、時制は何でしょうか?
...。
そうです、直説法単純過去形です。
ちょっと活用を確認しておきましょう。
j'arrivai
tu arrivas
il arriva
nous arrivâmes
vous arrivâtes
ils arrivèrent
発音は、
ジャリヴェ
テュ アリヴァ
イラリヴァ
ヌザリヴァーム
ヴザリヴァート
イルザリヴェール
Il arriva の意味は、
彼は来た
という感じですが、この「彼」が誰なのかは ― この文は小説冒頭なので ― まだわかりません。
続いて、
Il arriva chez nous
chez は「~の家で/に」なので、
彼は私たちの家にやってきた
となります。
※ 私が昔よく通っていた喫茶店が「シェヌー」という名前でした。
次に、un dimanche と続きます。
Il arriva chez nous un dimanche
dimanche は「日曜日」なので、un dimanche で「或る日曜日に」という感じでしょう。
彼は或る日曜日に私たちの家にやってきた。
さらに、月の名前が付いています。
Il arriva chez nous un dimanche de novembre
novembre は「11月」。
彼は11月の或る日曜日に私たちの家にやってきた。
そして最後に西暦が続きます。
Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189...
彼は189x年の11月の或る日曜日に私たちの家にやってきた。
彼が私たちのところにやって来たのは、189x年11月の或る日曜のことだった。
◆ 翻訳
天沢退二郎 訳 『グラン・モーヌ (岩波文庫) 』


( Alain-Fournier, "Le grand Meaulnes" )
Le grand Meaulnes 表紙 (Wikipediaより)
アラン=フルニエ (1886‐1914) というフランスの小説家の作品 Le grand Meaulnes(1913)の冒頭の文です。
Meaulnes は「モーヌ」と読みます。
日本語では 『モーヌの大将』 というタイトルで翻訳が出ています。
では、おおまかな発音を確認しましょう。
Il arriva chez nous
イラリヴァ シェヌゥ
un dimanche
アン ディモンシュ
de novembre 189...
ドゥ ノヴァンブル ミルユィサン カトルヴァンディ...
最初の
Il arriva
の arriva は動詞 arriver が活用したものですが、時制は何でしょうか?
...。
そうです、直説法単純過去形です。
ちょっと活用を確認しておきましょう。
j'arrivai
tu arrivas
il arriva
nous arrivâmes
vous arrivâtes
ils arrivèrent
発音は、
ジャリヴェ
テュ アリヴァ
イラリヴァ
ヌザリヴァーム
ヴザリヴァート
イルザリヴェール
Il arriva の意味は、
彼は来た
という感じですが、この「彼」が誰なのかは ― この文は小説冒頭なので ― まだわかりません。
続いて、
Il arriva chez nous
chez は「~の家で/に」なので、
彼は私たちの家にやってきた
となります。
※ 私が昔よく通っていた喫茶店が「シェヌー」という名前でした。
次に、un dimanche と続きます。
Il arriva chez nous un dimanche
dimanche は「日曜日」なので、un dimanche で「或る日曜日に」という感じでしょう。
彼は或る日曜日に私たちの家にやってきた。
さらに、月の名前が付いています。
Il arriva chez nous un dimanche de novembre
novembre は「11月」。
彼は11月の或る日曜日に私たちの家にやってきた。
そして最後に西暦が続きます。
Il arriva chez nous un dimanche de novembre 189...
彼は189x年の11月の或る日曜日に私たちの家にやってきた。
彼が私たちのところにやって来たのは、189x年11月の或る日曜のことだった。
◆ 翻訳
天沢退二郎 訳 『グラン・モーヌ (岩波文庫) 』
2015-01-30
音楽が止まったとき 2
Mme Arnoux regardait au loin d'une manière vague. Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois, comme si elle sortait d'un songe.
[フランス語中級]
フロベール 『感情教育』 ( Flaubert, "L'Education Sentimentale" ) の一節の続き、三回目です。
→ 一回目 遠くをぼんやりと
→ 二回目 音楽が止まったとき 1
前回は、
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois
音楽が止まったとき、彼女は瞼を何度も動かした。
まで見てみました。
今日は、その続きの
comme si elle sortait d'un songe
についてやりましょう。
発音:
comme si
コム スィ
elle sortait
エル ソルテ
d'un songe
ダン ソンジュ
comme si は決まりきった表現で、
まるで...のように
という意味になります。
※ 英語でいうと as if みたいなものです。
comme si の後には直説法半過去あるいは直説法大過去の文が続きます。
今回の場合は、
elle sortait
なので半過去形です。
※ sortait は sortir の半過去形。 もし大過去だったら elle était sortie となります。
半過去を使うのか大過去なのかは、表現されている内容が現在のことなのか過去のことなのかということには関わりません。
どちらが使われるかの基準は、
comme si ...が修飾している文の時と同じ時点の場合は半過去
comme si ...が修飾している文の時とより以前の時点の場合は大過去
となります。
今回の場合、 comme si elle sortait d'un songe の sortais は半過去ですので、「 comme si ...が修飾している文の時と同じ時点 」 を表現していることになります。
では、ここで言う 「comme si ...が修飾している文」 とはどういうことでしょうか。
まずは例文全体の意味を解釈してから考えましょう。
さて、
comme si elle sortait d'un songe
の、songe は
夢、夢想
です。
un がついているので男性名詞だとわかります。
「夢、夢想」という意味では、
rêve (レーヴ)
というのもありましたね。
※ こちらも男性名詞です。
※ songe も rêve も同じような意味ですが、songe のほうがより “文学的” になります。
※ つまり普段の会話とかでは rêve のほうを使うということです。
でこの箇所の、
sortir d'un songe
とはどういうことでしょうか。
この de を「から」ととって、
夢から出る
つまり、
夢から覚める
という感じでいいでしょう。
そうすると
comme si elle sortait d'un songe
は、
まるで夢から覚めたかのように
みたいになります。
文全体では、
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois, comme si elle sortait d'un songe.
音楽が止まったとき、まるで夢から覚めたかのように、彼女は何度も瞼を動かした。
という感じです。
さて、 「comme si ...が修飾している文」 はどこでしょうか。
日本語で考えると、「まるで夢から覚めたかのように」 → 「彼女は何度も瞼を動かした」 という関係になるので、
「まるで夢から覚めたかのように」 が、「彼女は何度も瞼を動かした」 を修飾しているということになります。
いわゆる 「修飾」 と 「被修飾」 の関係です。
で、 「comme si ...が修飾している文」 は、
elle remua les paupières plusieurs fois
で、その時(時制) は単純過去 (← remua)です。
つまり、
comme si elle sortait d'un songe の半過去形の sortait が表している時点は、
elle remua les paupières plusieurs fois の単純過去の remua の時点と同じ、
ということになります。
「彼女が夢から覚めている」 のと、「彼女が瞼を動かした」のは同じ時間の中でだということです。
なのでそれっぽく訳しましょう。
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois, comme si elle sortait d'un songe.
音楽が止まったとき、まるで夢から覚めつつあるかのように、彼女は何度も瞼を動かした。
今回の説明はちょっとわかりずらかったかもしれません...。 ごめん。
[フランス語中級]
フロベール 『感情教育』 ( Flaubert, "L'Education Sentimentale" ) の一節の続き、三回目です。
→ 一回目 遠くをぼんやりと
→ 二回目 音楽が止まったとき 1
前回は、
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois
音楽が止まったとき、彼女は瞼を何度も動かした。
まで見てみました。
今日は、その続きの
comme si elle sortait d'un songe
についてやりましょう。
発音:
comme si
コム スィ
elle sortait
エル ソルテ
d'un songe
ダン ソンジュ
comme si は決まりきった表現で、
まるで...のように
という意味になります。
※ 英語でいうと as if みたいなものです。
comme si の後には直説法半過去あるいは直説法大過去の文が続きます。
今回の場合は、
elle sortait
なので半過去形です。
※ sortait は sortir の半過去形。 もし大過去だったら elle était sortie となります。
半過去を使うのか大過去なのかは、表現されている内容が現在のことなのか過去のことなのかということには関わりません。
どちらが使われるかの基準は、
comme si ...が修飾している文の時と同じ時点の場合は半過去
comme si ...が修飾している文の時とより以前の時点の場合は大過去
となります。
今回の場合、 comme si elle sortait d'un songe の sortais は半過去ですので、「 comme si ...が修飾している文の時と同じ時点 」 を表現していることになります。
では、ここで言う 「comme si ...が修飾している文」 とはどういうことでしょうか。
まずは例文全体の意味を解釈してから考えましょう。
さて、
comme si elle sortait d'un songe
の、songe は
夢、夢想
です。
un がついているので男性名詞だとわかります。
「夢、夢想」という意味では、
rêve (レーヴ)
というのもありましたね。
※ こちらも男性名詞です。
※ songe も rêve も同じような意味ですが、songe のほうがより “文学的” になります。
※ つまり普段の会話とかでは rêve のほうを使うということです。
でこの箇所の、
sortir d'un songe
とはどういうことでしょうか。
この de を「から」ととって、
夢から出る
つまり、
夢から覚める
という感じでいいでしょう。
そうすると
comme si elle sortait d'un songe
は、
まるで夢から覚めたかのように
みたいになります。
文全体では、
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois, comme si elle sortait d'un songe.
音楽が止まったとき、まるで夢から覚めたかのように、彼女は何度も瞼を動かした。
という感じです。
さて、 「comme si ...が修飾している文」 はどこでしょうか。
日本語で考えると、「まるで夢から覚めたかのように」 → 「彼女は何度も瞼を動かした」 という関係になるので、
「まるで夢から覚めたかのように」 が、「彼女は何度も瞼を動かした」 を修飾しているということになります。
いわゆる 「修飾」 と 「被修飾」 の関係です。
で、 「comme si ...が修飾している文」 は、
elle remua les paupières plusieurs fois
で、その時(時制) は単純過去 (← remua)です。
つまり、
comme si elle sortait d'un songe の半過去形の sortait が表している時点は、
elle remua les paupières plusieurs fois の単純過去の remua の時点と同じ、
ということになります。
「彼女が夢から覚めている」 のと、「彼女が瞼を動かした」のは同じ時間の中でだということです。
なのでそれっぽく訳しましょう。
Quand la musique s'arrêta, elle remua les paupières plusieurs fois, comme si elle sortait d'un songe.
音楽が止まったとき、まるで夢から覚めつつあるかのように、彼女は何度も瞼を動かした。
今回の説明はちょっとわかりずらかったかもしれません...。 ごめん。
2015-01-29
上級仏単語: embuscade
最近新聞に出た、今日の上級フランス語の単語は、
embuscade
です。
発音は、
アンビュスカァドゥ
です。
最近のフランス語のニュースだと、中東で、或る党派の人たちが、武装した反対派に待ち伏せされて攻撃された、などというのに載っていた単語です。
意味は、
待ちぶせ
女性名詞です。
embuscade
です。
発音は、
アンビュスカァドゥ
です。
最近のフランス語のニュースだと、中東で、或る党派の人たちが、武装した反対派に待ち伏せされて攻撃された、などというのに載っていた単語です。
意味は、
待ちぶせ
女性名詞です。
2014-12-28
上級仏単語: râler
上級仏単語: râler
発音: ラレ
→ Forvoで発音を聞く
意味: あえぐ、ぜいぜい言う
用例: 最近フランスのサヴォア地方で大量の雪が降って、住民が râler しているという記事がネットに載っていました。
発音: ラレ
→ Forvoで発音を聞く
意味: あえぐ、ぜいぜい言う
用例: 最近フランスのサヴォア地方で大量の雪が降って、住民が râler しているという記事がネットに載っていました。
2014-12-19
上級仏単語: limoger
上級仏単語です。
今回の単語は、
limoger
です。
発音は
リモジェ
となります。
-er で終わってますので予想通り動詞です。
意味は、
(高官を)左遷する・更迭する
とかです。
今回の単語は、
limoger
です。
発音は
リモジェ
となります。
-er で終わってますので予想通り動詞です。
意味は、
(高官を)左遷する・更迭する
とかです。
2014-12-07
上級仏単語: éternuer
フランス語の単語の上級編です。
きょうは、
éternuer
です。
発音は、
エテルニュエ
です。 リンクはいつもの Forvo さんでの発音のページです。
意味は、
くしゃみをする
です。
「上級単語」 というよりは、「日常語」ですね!
きょうは、
éternuer
です。
発音は、
エテルニュエ
です。 リンクはいつもの Forvo さんでの発音のページです。
意味は、
くしゃみをする
です。
「上級単語」 というよりは、「日常語」ですね!
2014-12-04
上級仏単語: abroger
今回の上級フランス語の単語は、
abroger
で、発音は、
アブロジェ
です。
動詞です。
意味は、
(法律などを)廃止する、撤廃する
です。
最近のニュースだと、サルコジ元大統領が同性婚を認めた法律の廃止を主張した、という文脈で使われていました。
同じような意味でより一般的な語としては、
abolir (アボリール)
があります。
abroger
で、発音は、
アブロジェ
です。

動詞です。
意味は、
(法律などを)廃止する、撤廃する
です。
最近のニュースだと、サルコジ元大統領が同性婚を認めた法律の廃止を主張した、という文脈で使われていました。
同じような意味でより一般的な語としては、
abolir (アボリール)
があります。
2014-11-17
上級仏単語: césarienne
上級仏単語です。
今日は、
césarienne
で、発音は、
セザリエンヌ
です。
これは、
césarien (セザリアン)
という形容詞の女性形が名詞化したもの。
césarien は、
シーザーの、ローマ皇帝の
という意味の形容詞。
シーザーっていうのは古代ローマのあのシーザー(カエサル)のことです。
そして、その女性形が名詞化した césarienne には、
帝王切開
という意味があります。
たしかに、シーザーは 「帝王」 でしたが...。
なぜ、こういう意味になったか調べてみたいです。
最近のニューズだと、フランスで帝王切開による出産率がかなり下がったというのがあり、そこに césarienne という単語が出てきました。
例えば、Le Monde の以下の記事です。
Baisse inédite du nombre de césariennes en France
今日は、
césarienne
で、発音は、
セザリエンヌ
です。
これは、
césarien (セザリアン)
という形容詞の女性形が名詞化したもの。
césarien は、
シーザーの、ローマ皇帝の
という意味の形容詞。
シーザーっていうのは古代ローマのあのシーザー(カエサル)のことです。
そして、その女性形が名詞化した césarienne には、
帝王切開
という意味があります。
たしかに、シーザーは 「帝王」 でしたが...。
なぜ、こういう意味になったか調べてみたいです。
最近のニューズだと、フランスで帝王切開による出産率がかなり下がったというのがあり、そこに césarienne という単語が出てきました。
例えば、Le Monde の以下の記事です。
Baisse inédite du nombre de césariennes en France
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